寒い朝

令和5年2月16日
今朝は非常に寒い朝を迎えました。おそらく氷点下7〜8度となっていたでしょうか。 そんな寒さも太陽が昇って少し時間が経てば暖かな日差しが心地よく散歩ができます。私メリッサの退役まで10日を割ってしまいました。平蔵さんと散歩ができないのは、残念ではありますが、私も平蔵さんも高齢化となり仕方がないのかと思います。
平蔵さん3頭目の盲導犬を最後として、今月末より歩行訓練を受けに行くようです。「大丈夫かな」と思う私ではありますが。


ドックラン

令和5年2月5日
以前から使っていたパソコンのsystem状の問題が発生してHPの更新が滞っていた作業も別のパソコンでできるようになったので試験的に私メリッサのページが更新されました。
そうは言っても、あまり新しい話題もないのですが。何しろ平蔵さんパソコンのセットアップとその他設定に時間を取られ、私とは散歩ぐらいしか出かけません。そんな中、私の引退前にドックランで自由に走らせてくれるとか。


花豆の収穫

令和4年12月30日
私メリッサは平蔵さんと山の畑に出かけてきました。よりによってこの年の瀬にまだ畑作業です。本来であれば新年を迎える準備でしょうが。今年は餅つきは行ず、スーパーで買い求めてきたとか。
まあ、私が作業するわけではなく、わが別荘にてストーブに温まりながら待機していればいいのですが。周辺には人気もなく静かな中にラジオから流れる音と、平蔵さんが作業する音ばかりです。帰りはいつもの道は途中に路面が凍っている場所があったので、安全のために少し遠回りをして帰ってきました。


初雪

令和4年12月18日
昨夜は雨が降っていましたが、朝裏庭に出ますと雪が1〜2cmぐらい積もっていました。朝の冷え込みで雪の上を歩くとサクサク心地よい音がしたと家に入ってきた平蔵さん。私メリッサも早速雪の上に出たい思いでワンツーをねだり、裏庭に行きますと真っ白。早速雪の上にツーとワンの軌跡を残しました。
平蔵さん10時よりオンラインの会議とカ。その前に雪道を散歩にと誘い出し、標高850Mぐらいまでいつものコースを進みますと、日当たりの良い場所はほとんど雪はなくその他の場所には雪が積もっていました。サクサクと心地よい散歩ができた朝でした。


北の国から使者

10月21日
平蔵さん私のワンツーのために早朝裏庭に出ました。平蔵さん「北の国から友達がやってきた」などと独り言。よく耳を澄ましてみますと聞きなれない小鳥の声。
北の国、シベリアなどから越冬のためにスズメぐライの小さな小鳥だとか。海を渡ってはるばるやってきたのです。これから3月末まで声を聞かせてくれるようです。
まあ、野鳥の話はそのぐらいにして、午前中は平蔵さんと一緒に山の畑にサツマイモの収穫に出かけました。今までは家の近くの畑で栽培していましたが、初めて山の畑(標高850メートル)での栽培です。「今までより立派なサツマイモ」などと作業が終わると私に話してくれました。午後は家の近くの畑でリンゴの収穫です。収穫の半数は私のデザートとなります。


落花生

10月20日
今日は朝から平蔵さんと山の畑に落花生の収穫です。なにしろカラスが数日前から平蔵さん栽培の落花生を狙ってあちこち掘り取っているからです。
まあ、世間には落花生が土の中で育っていることを知らない人もいるとか。落花生、字のごとくです。私がこんなセイタラ言わなくてもいいのですが。
明日は、イノシシに狙われないうちにサツマイモの収穫の予定だそうです。私はお天気の良ときに山を歩ければそれでよいのですが。


天皇杯優勝

令和4年10月16日
いつものように平蔵さんのお付き合いで午後より山の畑に出かけました。私は別荘にて待機していますと平蔵さんラジオを付けました。なんと、天皇杯サッカー「バンフォーレ甲府とサンフレッテェ広島の決勝戦が始まるところでした。
平蔵さん「畑にはいられない」とのことで家にまっしぐら。家に帰るとただただラジオで試合の行方を聞くだけです。試合は1対1で最後はPK戦。
なんと、PK戦を征してバンフォーレ甲府が優勝です。J2で下位にいる甲府が優勝したのです。山梨県民にとって非常に明るいニュースとなりました。


幻の果実

令和4年10月10日
いつものように平蔵さんのサポートで山の畑に出かけました。農道も両サイドからススキなどの雑草が伸びていて歩きにくいこと。なんとなれば、耕作放棄地が増えてきたのが原因です。
そんな環境の中、少しばかりの農作物と様々な果実などの木を植えて管理している平蔵さんです。
昨日の雨が原因なのか、2本植えてある「幻の果実ポポー」に今年初めて実を付けました。本来であれば2本の木に1コずつ実をつけたのですが、ある日平蔵さんバナナを食べてその皮を無造作に投げたものですから貴重な幼い果実を落としてしまったのです。実の大きさを確認しようと触ったのですが、なんとバナナの皮が枝から下がっていたとのこと。
さて、貴重の果実を家に帰って試食してみました。「ポポーの味は、「マンゴーやバナナに似ている」との情報をもとに食べました。(まずくはないがおいしくもない」と言うのが初めてのポポーの感想だとのこと。なお、大きな種が6コほど入っていたとか。


今度はクルミが狙われる

令和4年10月1日
山の畑に出かけたときには私メリッサの別荘にて待機と言いますか寝ているのではありますが。その別荘の前には大きなクルミの木があります。そのクルミは「カシグルミ」と呼ばれているのでしょうか。たまにスーパーなどにネットに入って売られているものと同じです。
近くの山すそなどにあるクルミは非常にカラが硬くて割れないのですが、その「カシグルミ」は簡単に割れて中の実が容易に取れます。そんなこともありまして、平蔵さんが15年ほど前にその苗木を買って植えたものです。7年ほど前から実をつけるようになりました。
今年は、特にカラスが群れでやってきてクルミの実を持ち去ってしまいます。そんなこともありまして、ここ数日は平蔵さんと私メリッサが山の畑に出かける回数が多くなりました。


トウモロコシの被害

8月30日
私メリッサと平蔵さんは散歩がてら 山の畑に出かけました。早朝は小雨が降ってはいましたが、雨も止んだのでどんよりとした曇り空の中出かけたのです。
夏野菜はほとんど収穫は終わり、キウリが少し残っています。またトウモロコシは時期を少しずつずらして種まきをしたのでこれから食べごろになるものもだいぶあります。しかし、そのトウモロコシを食べている者がいるようで粒だけを捕食しています。
平蔵さんはハクビシン、キジ、コジュッケイなど犯人を想像したのですが、あまりにも被害が多いので犯人捕獲を決めました。三日前に仕掛けた篭罠に、なんとかかっていました。何者かは分からないので電話で家の人を呼びまして聞きますと、オリの中に2羽の大きなキジが入っているとのこと。食糧難であれば食べてしまうところではありますが、今回は釈放することとしました。大きな音を立てて舞い上がっていきましたが、今後畑でいたずらをしないことを願うばかりです。


猛暑の夏もそろそろ終わり?

令和4年8月17日
昨日は市の支援センターでのパソコン教室に出かけてきました。最近は新型コロナ感染が県内でも1000人を超える状態が続き、なかなか出かける機会は少なくなっています。こんな中、唯一平蔵さんと私メリッサが出かける機会でもあります。
もちろん、早朝の散歩や山の畑には週の内6日は出かけています。私としては、24時間平蔵さんと顔を突き合わせていますと、たまには知り合いの方とも会ってみたいと思います。
ここのところツクツクボオシやミンミンゼミが鳴き始めたので秋の到来を予感させています。私にとっては、ドックフードの付け合わせにキウリなど食べていましたが、そろそろ庭先のリンゴの味が恋しくなる今日この頃です。


獣害対策

6月27日
今朝は山の畑まで平蔵さんと私メリッサは田舎のポルシェにて送ってもらいました。やはり、上り坂の続く農道を行くのはきついものがあります。ましては朝とはいえこの暑い時期です。
畑直前の林に通りかかりますと、運転していたKさんが鹿がワナにかかっていて外そうとしてだいぶ弱っているようだと話してくれました。いつものように歩いていれば平蔵さんには気が付かないことではありましたが、今年に入ってこのようなことが10数回あったような気がします。
何しろ、平蔵さんの畑はすべて電気柵か金のネットで囲われていますからここ数年被害はありませんが。何しろイノシシは減りましたが鹿は増えるばかりです。


受粉作業

令和4年5月20日
「最近の果物は品種改良が進み、自家結実する果物が少ない」などとのたまわっている平蔵さんですが私メリッサとしては、リンゴだけがちゃんと実ってくれればいいわけで、ほかの果物はどうでもいいと言うのか、私の口には入らない物と考えています。
キウイについては、今盛んに受粉作業が行われています。しかし洋梨(ラフランス)については多くの花が咲いたものの受粉樹がうまく合わずに2個の実が付いただけでした。その他にポポーなど難しそうです。
さて、散歩の途中で野鳥の声など聞こえてきますが、最近ではカッコー、コヨシキリなど、河川では何年かぶりにカジカガエルの声が聞こえてきたようです。


農作業始動

令和4年4月13日
「今期もいよいよ農作業の季節がやってきた」などとほざいている平蔵さんなのですが。私メリッサとしては「ほどほどにすればいいのに」などと言いたいわけです。なんとなれば、4月10日のジャガイモの種まきに始まり今日は里芋の種まきでした。
私の家庭としてはあまりにも数量が多すぎると思っているからです。なんとジャガイモ(10キロ)、里芋約300個と多いのです。結局は春になるとジャガイモや里芋を畑に穴を掘って処分しなければなりません。そのたびに食べきれないし処分も大変なので来年は少しにするなどと言ってはいますが、いざ作業に入るといつも通り多めに種まきをするのです。
作業の後では「非常食」などと言ってはいますが、これから夏にかけて草取りなど大変な作業が待っているというのに。まあ、私は、畑の別荘で居眠りしながら待っていればいいのですが。ただし、日中の動向はなるべく控えてもらいたい季節になってきました。


新年度

令和4年4月3日
新年度にはあまり関わりのない平蔵さんですが、私メリッサにとっては少しばかり気になる年度でもあります。なんとなれば、3月に10歳となったからです。
4月に入り、あまりそのようなことは考えたくはありませんが今後の毎日を楽しく平蔵さんと散歩ができれば良いのです。しかし、今月に入り1日は早朝雪が降り、また今日も明け方より冷たい雨が降っています。散歩にも出れず、部屋にこもってラジオの聞き逃しを聞いているという具合です。時折、近くの林からコジュッケイの声も聞こえてきていますが、雨が上がって散歩しながら野鳥の声を聞きたいものです。とは、おそらく平蔵さんの思いだと思いますが。
最近は、散歩の途中でいきなりすぐ近くの草藪からキジが舞い上がることが多くなってきました。その舞い上がりの羽音はすさまじく騒々しい音で飛び出すのでびっくりさせられます。まあ、キジからすると、普段車も人も通らない野道を盲導犬(私)と何やら独り言を言いながら通りかかる平蔵さんの方が脅かしているように思います。


ウグイスの初音

3月10日
平蔵さんと私メリッサは朝の散歩で今年初めての「ウグイスの初音」を聞きました。まだまだ上手ではありませんが一生懸命さが伝わってきます。ちなみに標高は800メートルの笹谷部です。
昨日と同じように暖かな朝でしたので昨日も囀っていたのかも知れませんが、平蔵さんと私は30キロほど離れた小学校に福祉講和に出かけていましたので、朝の散歩は行きませんでした。
ちなみに、昨年は同じ場所で3月6日に聞いています。一か月も過ぎるときれいな囀りが聞こえてくることと思います。


春めいてきました

3月2日
明け方にはまだ氷点下の気温ではありますが、日の出とともに気温も上がり、春らしく感じる今日この頃です。
今日も平蔵さんと午前は散歩に出かけました。野鳥たちの声を聞いていますと、何となく春を感じさせてくれます。まだまだ、林の影などには雪が残ってはいますが、路面が凍っているようなところはありません。


3回目のワクチン接種

2月16日
午前に雪の残る農道を短めの距離、私メリッサと平蔵さんは散歩に出かけました。どうして短めと言いますと、昼過ぎに平蔵さん3回目のワクチン接種とのこと。
本来では私も同行するのですが、行きなれない病院と、おそらく混雑しているのではと言うことでした。会場に入りますと、付き添いの方は違う部屋で待つようにと言われて会場内を案内していた女性が平蔵さん白杖を持っているのにも関わらず、耳元で「順番が来るまでこれを持っていてください」とファイルを渡されました。平蔵さん番号を教えろよ、と思いましたがしばらく待っていました。案内は、私メリッサには及ばないなどと帰ってからつぶやいていました。


記憶が

1月30日
いつものように、平蔵さんと私メリッサは山の方に散歩に出かけました。周辺の果樹園もほとんど人の気配はありません。途中で私の別荘で一休みしてからさらに標高を重ねて行きます。
折り返し地点で少し南の道路に出てから再度林が隣接する道に入り、勾配のきつい坂道を下っておりますと、なんと道路全面が凍っていました。私は気が付いたのですが平蔵さん、減速もなしに坂道を下ると、もろに両足を滑らせて転んでしまいました。
頭をぶつけたようで、少し意識がもうろう状態でしたがリードは離してはいませんでしたのでそのまま私の誘導で家に向かいました。途中で畑で作業をしていた同級生に声をかけられたことは覚えていたようですが、どこをどう帰ってきたのか記憶が無いなどと家に帰ってから話をしていました。(掲載1月31日)


活動量

1月5日
年が明けて5日となり、午前中は日の出とともに平蔵さんと私メリッサは散歩です。平蔵さん、散歩の途中で野鳥などの声がしますと、立ち止まりその野鳥の声などを聞きながらどんな鳥か確認しているようです。今日は、ツグミ、ヒヨドリ、イカル、キジ、コジュッケイなどの声が聞こえたようです。それと、キツツキのドラミングが2度ほど聞こえてきました。音の大きさから言いますと「おそらくアカゲラでは」などと独り言です。
散歩のほとんどが川沿いの農道、山すその農道です。昨年は1週間に活動量17.5exを目標にして、その目標が果たせなかったのは1週間だけでした。本年も同じ活動量が目標のようです。私メリッサとしては「年を考えれば」などと思います。まあ、私は出かけない時には散歩から帰ると寝ていられるのですが。
今朝も非常に厳しい寒さでしたが、日増しに日照時間も増えてくるのを感じられる今日この頃です。


初仕事

令和4年1月2日
新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。
令和4年の初仕事としていつもながらの散歩に出かけました。標高880メートルぐらいの未舗装の道路らしきところを歩いていますと、私メリッサの鼻を刺激する匂いに誘われて境のあいまいな畑と道路を境を超えて畑に踏み込んでしまいました。少しうろうろしていると方向を見失った平蔵さん、指示もあいまいに迷ってしまいました。平蔵さんとしては、早く帰ってラジオで箱根駅伝を聞くつもりでしたのでうろたえていました。
やっと、家の敷地らしいところに行きつき、元の道路に出られることができました。やはり、私にとっては舗装のされていない道は道路として認識が薄くなり、こんなこともあるのかと思います。少し不安を感じた年明けとなりました。ちなみに、地元の大学はあまりよろしくない結果でしたが明日の二日目はせめてシード圏内に入ってもらいたいと思います。


寒波到来

令和3年12月26日
昨夜より強風と気温の低下を感じています。平蔵さんがこの時期に強風が吹くときは日本海側が大雪になっているとのことを私メリッサに独り言のように語ります。
厳しい寒さではありますが、太陽が照らし始めますと私と平蔵さんは散歩に出かけます。さすがに今日は果樹園の剪定作業などを行う人声も枝を切る音もしません。強風に草木の揺れる音が耳障りで周囲の気配が感じられず歩きにくそうにしている平蔵さんですが、ここは普段よりなお一層の私の存在価値がアピールできる状況でもあります。
いつもならうるさく感じるカラスやヒヨドリも沈黙しています。西方に見える南アルプスも山頂は雪に覆われているのではと。「まあ、寒さは厳しいけれども雪が降らないだけは良いとするか」平蔵さんも独り言のようにボソット語ります。


冬の予感

11月22日
数日前に平蔵さん、山の畑で里芋の収穫を終え、本日は散歩を兼ねての花豆の収穫です。もちろん私メリッサは別荘で待機ではありますが、北の国から越冬のために渡ってくる小さなお友達「ツグミ、ジョウビタキ」の声が聞こえてくるようになりました。平蔵さんも、この野鳥の声を聞くと冬の到来を感じるようです。
数キロの花豆を収穫後、のんびりと家に向かうと、数人の人から声をかけられました。もちろん私が一緒だからです。午後はあいにくの雨模様です。家の中でゆっくりと過ごす高齢者の平蔵さんと高齢犬の私メリッサです。


食事に果物が追加

9月9日
9月に入り、私メリッサの夕方の食事に、今までのドックフードとゆで卵にリンゴが追加されました。リンゴは表の庭にあるリンゴが食べごろとなったからです。
このリンゴの木は庭木として植えられた樹高の低い木ですが赤く色づき甘酸っぱいおいしいリンゴです。このリンゴが亡くなると、裏庭の黄燐が旬を迎えて、そのリンゴがいただけます。7・8月には桃、梨などが旬を迎えて近所から届けられるのですが「癖になっては」と平蔵さん自分は食べているのに私は見ているだけです。
大事な使命を負っている私メリッサとしては仕方がないものと我慢、我慢です。そんなこともあり、散歩の途中で道の草を「パクリ」などとすることもありますが、山の中を散歩する楽しみでもあります。


納涼祭の花火

令和3年8月20日
今日は、午前と午後遅い時間に山の畑で平蔵さんは作業をしていました。午後の作業は記憶にないぐらい過去の話だそうです。なにしろ「怠け者の節句働き」という話の当事者ですから。
そんなこんなで、暗くなり始めの夕刻「家の前の道路に赤色灯の誘導棒を持った不審者が」などとの声に平蔵さん「納涼祭の代わりの花火があるのでそのための交通整理では」などと適切な回答。安全協会の皆さんには申し訳ないような話です。
しばらくしてから、ドン・ドドンなどと地鳴りのような音がし始め、平蔵さん裏庭に出た物の何も見えないなどと言いながら家に入ってきました。私メリッサは部屋のベランダで見たかったのですが平蔵さんと一緒に音だけの花火でした。来年も音だけでもいいので納涼祭よりも花火がいいと言うのが結論でした。


長雨

令和3年8月18日
今朝は雨のため散歩は行きませんでした。午後にでも雨が上がれば平蔵さんも散歩に出かける気になるのでしょうか。
何しろ最近は町の方にはほとんど新型コロナウイルスの関係で出かけてはいません。
コロナの感染も嫌なのですが、山の方に出かけますと、それはそれで怖いこともあるのです。
10日ほど前に早朝散歩に出かけたとき、知らない男性が平蔵さんに「前に出会った林の道に熊がワナにかかっているのでそこは通らないように」などと言いました。
なにしろ、その道は平蔵さんが畑仕事に行くときに使う農道です。平蔵さん「熊がいるような気配はなかったが」などと言ってはいるが、鹿とは何回も行き会ってはいますが、熊は私メリッサも初めてだとは思うので少し恐怖を感じています。


ジャガイモ

7月25日
「早朝より暑さを感じらせる一日になりそうだな」などと早朝散歩で私に話しかけながら散歩を終えました。私と平蔵さん、朝食を終えて、「今日は山の上の畑にジャガイモの収穫に行く」などと勝手なことを言い、軽トラにコンテナを乗せて出かけました。もちろん平蔵さんと私は助手席にてドライブです。こんな暑い日は軽トラでも楽しいものです。
私は別荘にて作業が終わるのを待っていたのですが、ラジオでは五輪の中継を流しています。平蔵さん汗だくになってジャガイモと戦っています。途中で休憩に来た平蔵さん「今年のジャガイモは大きくて例年の1.5倍の収穫になりそうで、まあ、銀メダルかな」などと昨日行われた柔道の結果を聞きながら申しておりました。


お盆さん

7月15日
本来では7月13日〜15日まで平蔵さんの家ではお盆なのですが、13日、なんと平蔵さん迎え火を忘れてしまったのです。「ご先祖さんに申し訳ない」と言いながら「今年は8月にするか」と無責任なことを言っています。
そんな日々ではありますが、毎日の散歩は行われています。しかし、北海道では6月に犬がヒグマに襲われ、7月には女性が2度にわたり襲われました。どちらも最初のニュースでは性別が不明の遺体とのこと。ヒグマが人を食べたのでしょうか。平蔵さん、小説の中では人を襲う熊のことを読んだことがあったのですが、現実となると問題です。「地元では対策の強化が望まれる」などと言ってはいるのですが、隣接する地域での熊(つきのわぐま)の目撃情報が新聞記事になっています。しかし、平蔵さんと私メリッサの早朝散歩は無防備で、ときには熊が出てきても不思議ではない山道も歩いています。私は出てきたらまっしぐらに逃げに入ります。


連日の雨

令和3年7月9日
平蔵さん、連日の雨で暇こいてネットに書き込みをしています。今朝のニュースでは広島県で豪雨災害のにゅうす。数日前は熱海での土石流による災害で犠牲者が出ています。お見舞いを申し上げます。
ここ何年もこの時期に豪雨災害が起きています。平蔵さんは、地球上の気流などの環境が変わってきているなどと言っていますが、県内にも「線状降水帯」と言う聞きなれない状態の豪雨があれば、災害は免れないだろうと他人事です。
私にとっては、裏庭でのワンツー、散歩などの出かけるときに雨が降らないでほしいと願うばかりです。


梅雨入りか

6月14日
今朝は早朝より雨が降っています。さすがの平蔵さん散歩には出られないと独り言。私メリッサにとってはどうでもいいのですが。天気予報では梅雨入りに入りそうだとカ。
さて、話は違いますが、6月11日は暑い日でした。平蔵さんと私の別荘のある標高850メートルを超える畑に出かけました。午前の早い時間ではありましたが、「土が乾燥していて砂漠のようだ」などと砂漠に行ったこともない平蔵さんが独り言。私は涼しい別荘にて寝ていました。
ところが、午前11時前に熱中症らしき状態で部屋に這ってきました。畑の真ん中で気を失うように倒れた平蔵さんをKさんが気が付き背負おうとしたのですが平蔵さん「天地が逆さで地に吸い込まれるようだ」などと言いながら這ってきたのです。水分は取っていたようですが、情けない話ではありました。


ワクチン接種

6月5日
今朝は霧雨のため、早朝の散歩は行きませんでした。雨もあったのでしょうが、二日前平蔵さん2回目のワクチン接種を行いました。最初は1回目と同様に腕の筋肉痛ではあったようですが昨日の昼頃から少し熱が出たようで家でごろごろ。夜もなかなか寝付けないようでした。体温も少し下がったようですが、午前中は出かけそうもありません。私メリッサは、しょうがないので平蔵さんのベットの上で同じくゴロゴロしています。


緊急事態宣言下

5月23日
今日は日曜日。平蔵さんと私メリッサは標高900メートルの高原を散歩してきました。下方に県道、河川を挟んで対岸に国道が通っています。この国道は30キロほどで東京都に入ります。週末になりますと「新型コロナで緊急事態下」ではありますがバイクの走行音が通常と同じような多さで聞こえてきています。
また、平蔵さんの家から3キロほどで日本百名山にもなっている山の登山口もあり、多くの人が山に登ります。バイクも、登山者も、ほとんどが県外の方です。「緊急事態」はよいのでしょうか。何も起こらなければよいのですが、週末になりますと必ず県内の山で遭難事故の新聞記事が出ています。
通常であれば、歓迎したいところではありますが、バイク、登山、どちらも密にはなりそうではないのですが事故が無いことを望むばかりです。
5月21日今季初めてのカッコーの声を聞きました。


散歩道

5月18日
本日は平蔵さんと私メリッサの散歩コースを紹介します。
早朝散歩につきましては、ほぼ年間を通して同じなのですが、まずは家を出ますと県道を横切り畑の中をお墓がある区域に向かいます。このお墓は西に甲府盆地と南アルプスの見える景色の良いところです。また、夜間は夜景が非常に美しいそうです。「夜間墓石に腰かけて夜景を見るのもよさそうですね」。
話はそれましたが、そのお墓を右に見て少し下り坂を下りますと県道に出ますのでその県道を家に向かって登っていくのが早朝散歩のコースとなっています。ときには気まぐれに県道を横切り重川(オモガワ)と言う河川まで行き、そこから林や竹藪、畑などの農道を家に向かうこともありますが、この道過去にも熊の目撃情報の多い地域でもあります。距離は2キロほどで標高差80メートルと言ったところです。
朝食を終えた後の散歩は県道を横切り南に向かって農道をしばらく歩き、文珠川と言う河川の谷川の音を聞きながら方や畑、一方は林、その下は谷川と言う細い道を上ります。標高差100メートルほど登りますと少し広めの農道に出ますのでそこを北に向かいます。なぜかその途中にカフェが(一軒家)あったりして。しばらく進んでまた細めの農道に入ります。その先が私メリッサの山小屋です。そこで少し休憩して家に向かいますがその時の平蔵さんの気分で何通りかの道を選びます。今朝は一番近い林の中の道を選びました。その林から今季初のホトトギスの声を聞きました。距離は約3キロ、標高差100メートルと言ったところです。


新型コロナワクチン接種

5月14日
昨日は、平蔵さん1回目のワクチン接種とかで家族の人と出掛けました。本来であれば私メリッサが同行するのですが、会場の病院の様子が分からないことで私を家に残して出かけたのです。まあ、少しの時間であるので昼寝をして待っていました。
帰ってきてから私に、次はメリッサの番だと言いながら今度は私と動物病院へ。狂犬病のワクチン接種です。その帰りに診療所によって平蔵さん半年ぶりの診察。薬を出してもらい次の診察日を決めて我が家に帰りました。
なんと忙しい半日であったことか。診療所の先生から新型コロナのワクチンを接種すると「接取後の12時間後に接取した腕の筋肉が痛くなる」とのことを言われていました。なるほど深夜から少し腕が痛くなってきたようです。一日ほど続きましたが「このくらいは大したことがない」などとほざいていました。
私の場合は獣医さんから「今日は少しおとなしくしているように」などと言われて帰ってきましたが。私メリッサはいつもおとなしいのです。


ハクビシンその2

4月28日
明日からゴールデンウィークが始まるが、新型コロナ関連で、緊急事態宣言が出された東京都など。静かな連休になるのでしょうか。朝起きると裏庭の隅に設置した罠に何やら動物がかかっているとの声でで近づいてみると、またも「ハクビシン」。
杖を使いながらオリをつついてみるとなんと「ガルルルー」「ガルルルー」と平蔵さんに対して威嚇の声。オリの隙間に杖を入れてみると先端をガリガリとかみ砕く凶暴さ。
しょうがないので、電気柵の線をオリにつなぎ少し恐怖感を与えて、昼前には山に放すことになりました。家から3キロほど離れた登山口の駐車場。5台の車が止められていました。そのナンバーはすべて「緊急事態宣言が出されている地域の車です。山とは言え、何が起こるか分からないのに自粛しなくてもよいのでしょうか。先が思いやられます。


イタチ

4月22日
朝の散歩の後、裏庭に接している畑で、平蔵さん作業をしていました。突然、Kさんの悲鳴。なんと、私メリッサの食事の時に食べるゆで卵製造元「烏骨鶏」が何者かに惨殺。
平蔵さん、状況を聞き取りますと「そんな殺し方するのはイタチだと」断言。のどにかみ切った跡があり、同じ鳥小屋のすべてが殺されていました。
小さな体ではありますが、イタチは生きている鳥や小動物を狩る最も残虐な動物です。ほとんどは夜行性なので見かけることはありませんが、50年以上も鳥類を飼育していた鉄骨の小屋を狙われたものです。他の小さな小屋にいる2羽の年老いた烏骨鶏は20歳にもなるので産卵はしません。私のゆで卵はスーパーの卵になりそうです。


ハクビシン

4月10日
平蔵さん、家の裏にあるキウイの畑に、柔らかくなりすぎたキウイを土に埋めて処分しましたが、夜間、何者かに掘り起こされていました。そこで何者かを調べるために逮捕することとなりオリを設置しました。
今朝、早速オリの中にハクビシンが入っていました。餌は魚肉ソウセイジ。キウイも食べたりこの動物は雑食性ということとなります。本来であれば、この動物は捕獲禁止となっているはず。
しかし、姿は平蔵さんがまだ見えているころで見たことは(40年)ほど前でしたでしょうか。顔に白い線が縦に入り体は黒くきれいな姿と記憶しているとのこと。でも、オリの中のハクビシンが威嚇の声を出したのには、少し驚きました。近所の方に5キロほど離れた山に逃がしてもらいました。


ジャガイモ・里芋

令和3年4月8日
昨日と今日は、平蔵さんと家から1キロメートルほど離れた畑に行きました。もちろん行き帰りは私の誘導のもとです。作業の間は私は別荘での待機(寝ているのですが)
気候は益々春らしく近くの梢からは野鳥の声、キツツキのドラミングも聞こえてきています。そんな中、平蔵さんは芋まきで、オフシーズンでなまっていた体に鞭打って作業していました。里芋は昨日と合わせて約300個、ジャガイモは9キロ蒔たようです。
実際には毎年、そんなにいらないのですが、蒔くときには非常食と言いながら多めに蒔いているようです。もしかして、そんなときには私の食事も芋だったりして。この時期には昨年の芋が余っていたり、ジャガイモなどは芽が出てしまい処分に畑に深い穴を掘り、埋めるのも大変だなどと言っています。
ちなみに、私の食事は、朝はドックフード約170g、夕方は、ドックフード90gとリンゴ1個、烏骨鶏のゆで卵1個と言ったところです。
ここ数年は体重が一定しているので、当分はメニューは変わらないようです。


暖かな朝

令和3年3月6日
平蔵さん、私メリッサとの散歩で1週刊に活動量14を設定しています。何が根拠か分かりませんが、ただの思い付きのようです。
今朝は今朝で新聞の電子版のお悔やみ欄を聞きながら新型コロナの関係か通夜や告別式のやり方が変わってきているなどと言いながら、もっと簡素化に「自葬」はどうだろうかなと。
なにしろ20台のころ土葬の墓穴を3回も掘った経験があるとの、今では考えられない過去を持っているようです。
身の回りを整理する「終活」と考える今日この頃のようです。まあ、暗い話はこのくらいで、今朝の散歩ではウグイスの初音を聞きました。昨年は3月1日でしたので早いわけではありませんが、ウグイスの声を聞くとなぜか春を感じるそうです。


冬に逆戻り

2月17日
朝は静かでしたが、平蔵さんと散歩に出かけますと、北西の強い風が吹いてきました。平蔵さん、日本海側や東北地方など、この強風だと大雪になっている。「この時期の強風は、日本海側と東北地方が大雪になる」と言うのが平蔵さんの持論のようです。
私にはどうでもいいのですが、雪が無いことが山道を歩くのには楽なのです。風音で野鳥やその他周りの音は聞こえないようですが、3キロほど歩いて我が家に落ち着きました。


春来る

2月1日
朝も遅めの散歩を平蔵さんと出掛けてきました。今季は雪もなく風のない日は散歩日和と言ったところでしょうか。
山の方に出かけるときは途中の山小屋(私の別荘)で一休みします。散歩の途中では今季最初のホオジロの囀りを聞きました。休憩中には近くの林から鹿の鳴き声、アカゲラ、コゲラの鳴き声も聞こえ、春も近いと感じることのできる今日の散歩でした。


雪と強風

1月29日
昨夜より吹き始めた強風は昼になっても止みません。この時期は時折あるのですが、この強風の日は北陸や新潟など日本海側では大雪のことが多いです。
毎日の散歩(3キロ)ぐらいですが、あまり風が強いと出かけられません。しかも、昨夜降った雪が舞い上がっているようです。平蔵さんは私メリッサのための散歩だとか。
散歩は田園地帯から山際まで時には標高差200メートルと坂道を歩きます。まあ、そんなことはどうでもいいのですが。暖かいお部屋で寝ているのが私は極楽です。


新年のご挨拶

令和3年1月10日
冷え込みの厳しい朝となりました。早朝の散歩はしなくて朝食後山のすそ野に出かけました。標高は約900メートルぐらいです。静かな林道を平蔵さんの記憶を頼りに枯れ枝や木の葉の落ちている道を気ままに歩いて1時間ほど。静かな散歩となりました。
帰ってきてからは、平蔵さんのベットでガラス越しの陽光で昼寝をするばかりです。


強い寒波

12月17日
全国的に強い寒波が到来して3日目となり、今朝が今季一番の寒さとなったでしょうか。
早朝の散歩では平蔵さん顔が痛いとかつぶやきながら歩いていましたが我が家の地域では雪の多い地域に比べるとちょっと寒いだけなのでまあまあいいかと納得しているようです。散歩前に裏庭でワンツーしたのですが、2時間ほど経ってから私のツーを拾った平蔵さん「ツーがカチンコチンに凍っている」などと寒さを改めて実感したようです。


救急車

12月15日
補助犬使用者が救急搬送する際の対応として研修会への依頼を受けて私メリッサと平蔵さんは9月に1度12月に2度出かけました。
救急隊員が補助犬(盲導犬)を理解してもらうことと、視覚障碍者の誘導方法など学んでもらいました。ユーザが搬送当事者の場合は出先、家にいるときなどの盲導犬をどのように対応するべきかを考えてもらうとともに速やかに搬送することを合わせてお願いしました。


白州・尾白の森名水公園「べるが」

10月30日
平蔵さんの会で白州・尾白の森名水公園「べるが」に出かけてきました。新型コロナ感染予防として参加者は12名と少ないですが大型バスの使用となりました。
以前さらに上流の尾白川渓谷に行きましたが、水がきれいで夏の時期には良いところだと感じた私です。何しろ森の中は様々な匂いで誘惑され平蔵さんの誘導どころではありません。池にはアイガモが浮かび、水中にはニジマスが泳いでいるようです。うるさくバケツをかじっているのは子ヤギだとか。通路には木の根が張り出していて、平蔵さん歩きにくかったようです。
昼食には道の駅白州で平蔵さんメニューにサクラモツ定食と聞いて「懐かしい」とか言って注文しました「食券)なのですが。
帰りには日本酒の醸造所「七賢」に寄り、何を思ったのか売店に並んでいる蜂蜜(アカシア)を購入。最近は純粋の蜂蜜はなかなか無いと独り言言いながら購入。さて、混ざり物はないかどうか食べてみてのお楽しみと言ったところです。


熊の話題

10月28日
ここ毎日のように熊の目撃、熊に襲われるなどの記事が新聞やテレビなどのニュースになっている。専門家の話によれば、昨年と今年は山のブナの実が凶作、楢枯れでドングリが不作で民家の近くまで餌を求めて山から下りてきているとのこと。
私メリッサの地域でも熊がいつ出没してもおかしくはない地域。特に平蔵さんと早朝散歩している途中には果樹園があり、今はリンゴの収穫時期。柿の木も実をつけている。平蔵さんも朝6時台の散歩を少し遅くするか?などと独り言。
今年に入って熊の目的情報が無いわけではないが、この地域で熊目撃はニュースにもならない。数か月前に登山しようとした近所の男性が標高900メートルぐらいのところで熊を見たと言って登山をあきらめて帰ってきたと話を聞いた。平蔵さんもオーディンと一緒のころ熊の近くを通り過ぎたとすれ違った軽トラの男性に声をかけられたと言っていた。見えなければ怖くはないが、親子の熊に出会っては危険だ。「メリッサ、熊を見たら何とか言えよ」などと言ってはいるが私には熊も鹿もよく分かっていない。


消防本部

9月19日
平蔵さんと消防本部に出かけました。最寄りの消防本部ではありませんが、管轄区域に2名の盲導犬ユーザがいることもありお願いに出かけたようです。
他県で救急で家族が救急車に乗るとき、付き添いが盲導犬ユーザで盲導犬を乗せる乗せないで搬送が5糞ほど遅れたようです。幸いにも救急対応はできたのですが、今後そのようなことがないように消防本部ではそんなときの対応や救急車に乗せるときなどの盲導犬の反応など検証しました。
なお、平蔵さん、山などに出かけて遭難した時に防災ヘリに乗る場合は空中でホバーリングして吊り上げるので犬を吊り上げる準備は現在できていないとのこと。そんなときは私メリッサは一人で家に帰るのでしょうか?
なるべく単独での登山、危険な山は出かけてほしくはないのが私の気持ちです。


旬の野菜?「ミョウガ」

8月25日
ここ数日雷雨のおかげで少し涼しい日となりました。平蔵さんの畑の隅にミョウガが栽培されています。半ぴ影に植えてありますと生育が強くどんどん増えていきます。8月も下旬になりますと、白い花が咲き収穫としては遅いのですが、薬味とカみそ汁に入れておいしく食べられます。
そんなミョウガを何日も食べ続けていると、3年分も忘れっぽくなるとか、食事の時に言いながら食べています。幸い、私メリッサの食事には含まれていないので、私が忘れっぽくなることはありませんが、平蔵さんは大丈夫でしょうか?
住まいの周辺は果物の畑が多くそろそろリンゴの「つがる」が旬を迎えます。桃などは食べることはできませんがリンゴは私にもいただけます。今年のブドウは7月の長雨のために病気が多く不作とのこと。もうすぐ秋風の季節、散歩やお出かけに待ち遠しい私メリッサです。


蒸し暑い夏

7月27日
昨夜までかなりの大雨が降っていました。今日も夕方には雷雨が予想されるとか。まだまだ梅雨明けにはなりそうもありません。
平蔵さんに言わせると、こんなに梅雨が長引く年は珍しいとか。なんといっても畑の土が乾かない。あまりにもじめじめしていて作物にはよくないとの見解だ(平蔵さんの)。
私メリッサもお出かけが少ないので少しいらいら。しかし、平蔵さんいつもの持病が長引いて5日ほど寝ているので雨もいいのかなと、都合よく考えています。


雨の毎日

7月9日
ここ1週刊ほど毎日雨が降っています。まだ降水量は九州、岐阜、長野県ほどではないのでいいのですが。平蔵さん、豪雨がこの地域を襲えば被害は避けられないとの見解を家の中だけでのたまわっています。
かつて、仕事の関係で時間最大降雨量などに関わっていたことが地域の地形や水の流れなど考察した意見かとは思いますが、私メリッサをはじめあまり耳を傾ける人はいないようです。
なにしろ、少し静かになれば外に出て雨の様子を窺ったり家庭菜園の様子を気にしたりと、大したことは何もしておらず私との散歩を気にするばかりです。私と言えば、昼間から平蔵さんのベットの上でゴロゴロするばかり。


熊の目撃情報

6月22日
前回の散歩道では道路が木々で覆われているような道では毛虫が吊り下がっているようなのでその道は避けて歩いていることを記載しました。
ところが、ここ数日の新聞を見ますと(聞きますと)県内各地で熊の目撃情報が多く掲載されていました。本日の県外(長野県)の記事でも早朝ランニングに出かけた高齢者の方が熊に襲われたようで亡くなったとのことでした。家の近くでは3キロメートルほど離れた山すそで熊の目撃したとの話は一度だけありましたが気にもかけてはいなかったようです。
早朝5時から6時の間に散歩する平蔵さん。過去、熊の目撃情報の多かった川沿いの道路は避けた方がいいのかと思っているようです。そんな道路に限ってこの時期は野鳥の囀りが多いので散歩の楽しみの一つを失うようなことものたまわっています。
私メリッサとしては、見えない平蔵さんは気が付かないのですが時には猪や鹿など見かけることも少なくないので気にしなくてもいいように思います。いつも決まった県道など毎日歩くのでは刺激が少なくて本来の私の実力が発揮できないような気がします。


散歩道

6月12日
だいぶ暑い日が続くようになりました。散歩は早朝の5時〜6時の間に行っています。しかし畑の作業で出かけるときには太陽が昇ってからですので、なるべく涼しい林の道を行きたいのですが先月の初めより毛虫が糸につり下がり服や帽子に張り付きます。
毛虫は(マイマイガ)の幼虫のようですが、林の消毒まではできないので登りだけは車で送ってもらうようにしています。


平蔵の弱点

5月27日
私の平蔵さん、2週刊ほど前から歯が痛いと訴えていました。なにしろ右の下の奥から2番目の歯が揺るいでいるのです。原因は一昨年の3月、自分の畑で収穫した大粒の落花生を電子レンジで焙煎し固めの落花生をかみ砕いたときに歯が揺るいだのです。 その時は歯医者で治療を2回ほどで痛みは取れたとのことでほったらかし。以前は1年に一度は歯医者にかかっていたのですが、どういうわけか間が空いてしまいました。
今度は、新型コロナの心配をしながら痛さに耐えかねて通院。病院の待合室では間隔をあけての座席、消毒用の容器、治療前には消毒薬でのうがいなど、それなりの対応がされていました。 しかし、平蔵さん、痛いとの訴えで治療を受けて数回。レーザーでの治療と薬の塗布。痛みのため少ない集中力が希薄になり何もできないし、夜眠れないと歯医者の女医さんに訴える。
女医さんは、あまり痛いのであれば抜歯しかありません。平蔵さん、抜いてください。女医さん、痛いうちは麻酔も効かないので抜けませんと言われ何回かは次回の予約をして帰ったのですが。
とうとう、平蔵さん決断しました。先生抜いて。女医さん、痛いと麻酔が効かない。それでも平蔵さんは抜いてと。女医さんでは、麻酔を多めにしてやってみますか。 平蔵さん、麻酔はしなくてもいいので。するのであれば普通で良いですと訴えて、いざ抜歯。麻酔の針がチクリと。抜くときには痛みもかゆみも感じなく抜けてしまいました。平蔵さん「なんてことはない」とさっぱりした顔で待合室に戻っては来ましたが、ちょっと口をゆがませてどこかの大臣みたいな顔でした。


雨の朝

4月20日
朝起きますと強い雨が降っていました。私メリッサは朝ご飯をいただき、雨合羽を着せてもらいワンツーです。平蔵さんも上着だけ雨具を付け降りしきる雨の中に。
お天気が悪いと平蔵さんの畑仕事に行かれないのかと思いつつ、平蔵さんの別途に上り居眠りをしている私ですが、なにしろ8歳になった私、皆さんが思っているほど若くはないのです。こんな時は眠るのに限るわけですが、されど、お天気が良ければ山道の散歩もしたくなります。
新型コロナウイルスの関係で町などへの外出もなかなかできません。平蔵さんも野鳥の声を聞きながら私との散歩を楽しんでいるようです。


桜と雪

3月29日
例年になく早い桜の開花も、新型コロナウイルスで、お花見も自粛要請がニュースなどで流れています。平蔵さんの家は標高750メートルと、少し高所で桜もまだ咲いてはいませんが、庭のサクランボ、梅などは満開となり、アーモンドは咲き始めたといったところです。
そんな日の午前は雪が降り、一面の銀世界となっています。幸い道路は積もってはいなかったので、午後の散歩をしてきました。さすがに静かな散歩道となっていました。


新型コロナ

3月23日
新型コロナで平蔵さんの思い浮かぶのは「トヨタのコロナという車の名前とか」しかし、世間を騒がせている新型コロナは、今後の人類の生末に関わるようなウイルス。この問題で、平蔵さんの予定している多くの行事が中止になったり延期になるなど大変なようです。
家にいる分には山の方に散歩など、この時期ならではの、ウグイスなど野鳥のさえずりを聞きながら歩くのも楽しみの一つでもあるのですが、平蔵さん何を思ったのか最近1習間の活動量を設定して歩いています。
携帯電話からパソコンにそのデータがメールとして届き、エクセルを使い何やら表にしているようです。


鶯の初音

3月1日
今年もすでに二か月が終わり、3月に入りました。いつものように平蔵さんと朝の散歩に出かけました。ここのところ、畑や林がある農道を散歩しています。
今朝は暖かな朝ではありましたが、なんと平蔵さん真冬のスタイル。標高800メートルぐらいの知り合いの別荘近くまで行きますと、おぼつかない感じではありましたが、ウグイスがさえずりを聞かせてくれました。そのごさらに標高を上げて880メートルぐらいですか、2箇所でウグイスの声を聞きました。いつもより早い初音のようです。
山沿いの小川の近くでカモのような水鳥の鳴きかわす声も聞こえ、私にもいよいよ春が来たかと実感した朝でした。


関東ブロック大会のキャンセル

2月23日
本来であれば私メリッサと平蔵さんは今日から一泊で川崎に出かける予定でした。しかし、新型コロナの関係で急遽昨夜の9時に参加しないことに決まりました。一応お泊りなので私のお弁当など準備はしてあったのですが、これもや無負えません。
そんなことで、今日はJRの切符のキャンセルなどで出かけただけです。様々な行事が控える今日この頃ですが、この新型コロナの問題が収束しないと困ってしまいますね。
日常の生活は、ほぼ変わりなく過ごしていますが、平蔵さん、散歩についてある程度の目標を立てました。携帯電話(なぜか(スマホではない)についている活動量計(単位はエクササイズ)の1週刊に10以上を目標としました。いつまで続くのか?まあ、私もそのお付き合いはなかなか大変です。


家族葬

2月2日
平蔵さん、初めて家族葬を体験しました。当然私メリッサも一緒です。その前に県外の病院にお見舞いのつもりで出かけたのですが、なんと集中治療室とのことで、私が入れるのかという問題も病院でありました。医師は入れない、病院の医院長は入ってもらってもいいとのこと。しかし、平蔵さん遠慮して親戚の方に任せて私はロビーで待機することになりました。
残念ながら、平蔵さん見舞っつている際に亡くなってしまったので、とりあえず家に帰りました。
葬儀場など私同行でも問題ないのか前もって聞いてもらいましたら「盲導犬でも入れないとの回答。しかし、平蔵さん。市営の葬儀場でもあり、電話で問い合わせてみますと、なんら問題なく入れますとの回答。 少し戸惑いもありましたが通夜式、告別式に何ら問題なく行ってきました。


雪の朝

1月18日
今朝はちらちらと雪が降っています。天気予報でスト昼頃にはやむとのこと。そんなことで平蔵さん一向に散歩に出かける様子はありません。
私メリッサは雪に覆われた原野の中の散歩が好きなのですが。まあ、こんな日はストーブの前で居眠りも悪くはありません。


新年のご挨拶

令和2年 1月 7日
もうすでに七草がゆの日になってしまいましたが、「皆様 明けましておめでとうございます」 私メリッサは新年になっても代り映えしない日々を過ごしていますが。平蔵さんも何の目標もなく、ただ日常を流されるように過ごしているように見えます。
少し違いがあると言えば、家の前の県道は融雪剤が撒かれているので散歩のコースが山と言うか、周囲が原野になりつつある畑の道を選んで歩いています。なんとその途中に喫茶店があるのですが「ナチュラル カフェ」言います。何しろ自然に囲まれている野中の一軒家と言ったところです。
平蔵さん一度は休憩で寄りたいのですが、そこでは犬を飼っていて寄りづらいのです。私メリッサの別荘でくつろいでいると、ドアの近くまで何回か近づいてきたのでどんな犬か分かってはいるのですが、平蔵さん気を使って今だ寄ってはいません。
そのカフェの食事メニューはジビエ(鹿肉)の料理があるとか。平蔵さんが今度寄りましたらレポートしたいと思います。


令和の初雪

12月22日の雨が夜から雪に変わり、初雪となりました。平蔵さん、恒例の「無人会」に出かけました。出かけるときは雨でしたが帰りに霙から標高が上がるたびに雪となり、標高500メートルを過ぎると道路も雪で真っ白。
いつもなら軽トラでのお迎えも、さすがに積もった雪道ということでフルタイム4WDのシャトルでのお迎えで少しぐらいの雪道も大丈夫。
朝に積雪量は目測と言うか、指を雪に差し込み、約7〜8センチと言ったところでしょうか。家の前の県道はホイールドーザーでの除雪が行われていましたので車の走行は問題ありませんでしたが、今日の散歩はどうなることやら?


人間ドック

12月8日
今朝は冷え込みました。今季最高の冷え込みでしょうか、新聞でもそんな記事が載っていました。平蔵さん、まだ冬の準備どころか、畑には収穫の終わらない作物もあるなど、今年も中途半端な年越しになりそうなどとぼやいています。
先日平蔵さん、恒例の「人間ドック」をしてきました。胃カメラの検査でいつもおなかにガスがたまって不愉快だとか言っていました。所かまわずで「おなら」すればすっきりするのでは、と私は言いたいのですが。先日も平和通りを歩いていて、周囲も顧みず「おなら」を数発、私と勘違いされてはと、女の子である私、周りを気にしながら寄り添って歩いていましたが、本来であれば朝の散歩はほとんど人には合わないので思う存分すればよいのですが、なかなかうまくはいかないようです。


年のせいなのか

11月24日
平蔵さん、散歩に出かける気持ちになったのは1週刊ぶりでしょうか。何しろ、風邪と申しまして寝ていたのです。その間2回出かけたのですが近くの診療所で、以前何回か私も行ったことのあるところでしたが、今回は私は留守番でした。
年々ちょっとした体調の不良がこたえるようです。朝早いお出かけ以外は毎朝散歩を欠かさないのですが、今朝からは通常の状態に戻るとよいのですが。
何しろ、畑の収穫が中途半端なままなのです。氷点下が続くようになると、作物もだめになってしまいます。特に里芋200株ほど、キウイ、花豆など、これから忙しくなりそうです。


誘惑の匂い

11月7日
やっとここ数日はよいお天気が続き、平蔵さんの畑仕事も後半に入りました。今日は今年最初の「花豆」の収穫だとか、岡の畑に出かけました。
今夏の雨続きが響いたのでしょうか、乾いたさやの豆はカビテイルものが多かったようです。まだまだ青いさやが多いので作業は短時間で終わりました。
来るとき、帰り道も山に囲まれた水路沿いの狭い道を通るのですが、なんと私メリッサには遠い祖先からの血潮と言いますか、野生の獣の匂いが気になって仕方がありません。平蔵さんからは厳しくむやみに匂いを嗅がないように言われてはいるのですが、祖先の血が騒いでしまいます。
さて、明日はバスや電車を使って小学校に福祉講和に平蔵・メリッサのコンビは行くのですが、必ず平蔵さん、私のことを「あくまでも犬です」と言ってから本題に入ります。子供たちは平蔵さんのくだらない話よりも私メリッサを見ているときの目の輝きは生き生きしています。それだけでも学校に行った意味があるように思える私でした。


冬の使者

10月24日
明日からまたまたお天気が悪く雨が降るとの予報で、平蔵さんと岡の上の畑に出かけました。
落花生の収穫です。今年は雨と湿度で落花生を干してもかびやすく平蔵さんの悩みでもあります。せっかく育てた物ですが保存に工夫が必要のようです。
作業中は、私メリッサはお部屋で待機中ではありますが、休憩時間にいつも野鳥の声を聞いている平蔵さん。「今年も北の国から小さな野鳥の使者がやってきた」と独り言。ジョービタキというツグミ科の小さな野鳥の声を聞きながらの話です。


散歩の犬

10月19日
私メリッサと平蔵さんは毎朝6時台に朝の散歩をしています。出かける前には必ず「ワン・ツー」(排泄)をします。 平蔵さんの家に来てからは、出かけた途中での排泄はしたことはありません。それは、出かける前に半ば強制的にしているからだと思います。
なんで、こんなことを言いますと、今朝お隣の家の入口に犬の糞が落ちているとのこと。近所で犬の散歩をしている方がいます。そのあとで必ず犬の糞が落ちていると聞きます。私メリッサより少し小型の犬のようです。ほかにも何人か犬の散歩をしている方もいるのですが、その方々はちゃんと処理しているようです。
何しろ、平蔵さん見えないのですから踏みつけては気分壊します。やはり、犬を飼うのなら最低限のルールは守るべきでしょう。


台風19号

令和元年10月13日(日曜日)
昨日の台風は、豪雨といっても言い過ぎではなく、関東と関東甲信越は甚大な被害がありました。特に河川の氾濫での被害が大きかったようです。
昨日の午後3時ごろ、防災無線、エリアメールなどで避難所への避難指示がありました。平蔵さん雨であれば、避難所より家にいたほうが安全とのこと。本当は面倒だったり、私メリッサと雨の中避難したくはなかったり?
朝になってみれば、すがすがしいお天気、まだ薄暗いうちから散歩に出かけたのですが、さすがに誰とも行き会わず気持ちの良い朝でした。
夕刻になっても近くの川(重川は水の流れる音が響いています。そんなことは気にしていないように牡鹿が鳴いています。


パソコン(Windows10を購入)

令和元年 7月9日
世間ではWindows10が支流になってから久しく、やっと平蔵さんWindows10のパソコンを購入するためパソコンショップに出かけました。何しろ駅から遠く離れたお店なのでKさん運転の私メリッサのシャトルでのお出かけ。
パソコンはすぐに決まったのですが、ポイントで何を買うのか店内をうろうろです。最終的にハ、パソコン用キーボード、ラジカセ、オープントースターなどどうでもいいような品物を購入しましたが、本音を言いますと「その分パソコンを安くしろよ」が平蔵さんの本心です。


梅雨明けはまだか

7月20日
今日も雨がしとしと降っています。私メリッサは早朝の散歩を終えてから、部屋にこもっています。 平蔵さん、小雨をついて畑の草取りなんぞしてきたようです。うまくいくはずもないとは思いマスが、なにしろ毎日雨では仕方がないのでしょう。
ご近所で取れた桃、いただいたのですが、平蔵さん、こんなまずい桃、食べた記憶がないないなどとほざいていました。これから収穫を迎える果物はどうなっるのでしょうか。
早く梅雨明けを迎えて、心地よい野山の散歩がしたいメリッサです。


初めての北海道

6月1日
私メリッサは平蔵さんお伴で初めての北海道(札幌)に5月末の3日間出掛けてきました。何しろ、平蔵さんも始めて。平蔵さんの思い込みで自然いっぱいの北海道。
しかし、初日と二日目は何しろ暑い。39度越えとか。我が家の方がよっぽど過ごしやすいとか。平蔵さんの期待していた野鳥の声も三日間ですずめの声を聞いたのが一度だけ。ともかく会議に出掛けたのだから仕方がないのですが。会場を案内していただいたボランティアさんの話では北海道にはツバメはいないとか。しかし、自然のあふれる北海道を思い込んでいた平蔵さん、ホームページで北海道のツバメを検索。少ないもののいることを確認してほっとしたようです。次に行くときは自然あふれる山や海の近くに行きたいものです。


メリッサの連休

令和元年 5月6日
今日は連休最後の日です。例年であれば、平蔵さんの山の畑の隅にあるクルミの木の下のコごみがちょうど取ごろなのですが、4月末からの冷え込みでまだ出てはいません。畑に植えたスイカやカボチャの苗、ジャガイモの芽は霜にやられてしまいました。
さりとて、散歩がてらに畑に行く平蔵さん。帰りを少し遠回りだが、南方より聞こえるツツドリの録音にと山沿いの道を選びました。
山道に少し入りますとツツドリの声が近くなり、もう少し近くにと行きますと、いきなり道沿いの藪から大きな音。動物だったのでしょうか?…度肝を抜かれたようです。私メリッサは動じず獣の行方を見守っていたのですが、その騒ぎでツツドリも遠くに。仕方なく平蔵さんと家に向かいました。


三寒四温

3月27日
温かいと思えば、いきなり氷点下にと、目まぐるしい気温の変化の続いている今日この頃です。3月に入ったときの山梨子の桜の開花予報は3月23日と聞いていましたが、ここにきてまだ開花宣言が出されていないようです。
なにしろ、平蔵さんの家の裏庭の梅は、まだ5分咲きと言うところです。まあ、標高が750mと高地にあるので、仕方がありません。
平蔵さん、高齢者の入り口に差し掛かっていますが、3月中旬より体調を崩しまして、やっとここ4・5日前より散歩に出られるようになりました。早朝にはウグイスの囀りも聞こえてくるようになりいよいよ春本番となりそうです。


今期初冠雪

2月2日
昨日1日、1月31日夜より降りだした雪が10cmを少し超える積雪となりました。今期は雨や雪が降らずに乾燥していましたが、ここでやっとお湿りとなりました。
私の気にしている問題は、路面凍結を防ぐため県道や国道に融雪剤が散布されることです。なぜなら、散歩の後、足は拭いてもらうのですが、時には爪の間に融雪剤が張り付いていて、私メリッサの癖と言いますか悲しいさがと言いますか、休んでいる時についなめてしまいます。
塩化カルシウムでしたか、植物や動物に害を与える薬剤でもあるので、極力避けてはいるのですが、雪が降るたびに家の中で過ごすのもストレスがたまりそうなので散歩をしたいところです。
こんなこと言いますと、雪国の皆さんには叱られるかも知れませんが、昼には平蔵さん山の方に散歩をするようなこと言っていますので、新雪の中を歩いて来ようと思っています。


新年を迎えて

平成31年1月3日
皆様明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。
平蔵さん、相変わらず例年通りの新年を迎え、今日も朝からラジオにて「箱根駅伝」の中継を聞いています。この二日間の駅伝が終わらないと何も手につかないとか、この結果が1年の気分を決めるとか、大げさなことをのたまわっています。
そのあいまに、私との散歩に出掛けます。今年は元旦から好天に恵まれ太陽の温かさを受けての散歩は気持ちの良い汗を冷たい風が冷やしてくれます。


首都圏へ

12月14日
私メリッサの住むこの自然豊かな県より若者の流出が続き、県民は減少の一歩を停められません。現知事の公約に県民の増加を掲げていましたが、今ではそんな話も出てこなくなりました。
若者の働く場が無ければ、と思いますが。今朝の新聞記事によりますと、「イノシシがJR中央線の特急あずさと衝突、とのニュースがありましたが、「イノシシよおまえもか」 その現場は藤野駅と相模湖駅の間とか。イノシシも首都圏を目指しているのでしょうか。そういえばここ1年ほど近所で見かけたという話はありません。イノシシや鹿が県外に出ていくのは歓迎なのですが。
一昨日平蔵さんのお伴で高田馬場に出掛けてきました。私が気になるのが駅周辺や構内にゴミが落ちているのが目立ちます。私の癖と言いますか、本能と言いますか、通りすがりにほっておかれません。その都度平蔵さんから注意を受けるのですが。簡単にポイ捨てする人がいることが信じられません。
そんなことを思っているときに朝のテレビで「西大久保」のごみ問題についてレポートされていました。韓国の食べ物で歩きながら食べるとのこと。その食べきれないものをあちこちに捨てるとか。私など、とても歩ける環境にはないと思います。


高齢者

11月 9日
本日は平蔵さんのお伴で県防災新館に出掛けました。平蔵さん、いつになっても建物内の移動に私に的確な指示が出せません。 フロワーが広いようで狭いようで何回行っても分らないとか。そんなことで多くの人に声掛け、誘導していただき会議室に。
会議の内容は、関東運輸支局の「バリアフリーネットワーク会議」とか。平蔵さん、3時間の会議で少し疲れ気味に帰りの駅に。久しぶりに電車が込んでいるようで、吊革につかまり、私は足元に伏せていました。
同じ車両内から「あの犬は盲導犬のようだね、でも少し年取っているねえ」などと聞こえてきました。失礼な、私はまだ6歳と8か月、今が一番女盛りで仕事に燃えているのに」小さな声で話しても聞こえていない、おばちゃんに言われたくはないですワン。


これで良いのか10分間

10月30日
昨日は県の職員を対象とした「障害者差別解消法」の研修会講師として2回目に出席してきました。もちろん私メリッサも付き添いです。
電車の待ち時間など入れて片道1時間30分、往復3時間。講演時間は10分と少し。私はなんと無駄な行程をと思っていましたが、平蔵さんいわく「どうせメリッサの散歩」とのこと。私にとっても、山や畑道を散歩するより刺激があってよいのですが、あと2回合計4回とのこと。
1週刊ほど前から冬鳥の野鳥「ジョウビタキ」の声も聞こえる本日は、あきれるほど収穫が遅れていた「落花生」の収穫に平蔵さん連れて山の畑に。平蔵さん茎を引き抜いてもあまり落花生は付いていません。そ根の周辺を手探りで土の中から掘り出していました。これも遅いばかりの無駄な作業課と思う私でした。 いつになったら収穫が終わるやら、これも散歩の一環などと言われそうです。


共生社会

30年8月5日
昨夜のこと。本日も暑い暑い一日でした、と夕食も終わり、平蔵さんの部屋(私メリッサの部屋)なのですが、行こうとしたときに防災無線より聞こえてきたのは、なんと「熊の目撃情報です」今までの数回は山の方での情報でしたが。 昨夜のものは、家の玄関を出て狭い庭を通り県道に出ますと、そこがバス停です。その「○○○バス停付近にて熊の目撃情報が寄せられました。外出の際はお気を付けください」との内容の防災無線。
今朝、5時30分ごろ、さすがの平蔵さんも散歩は行かないと思っていたら「共生」などと訳の分からないことを言いながら果樹園が点在する農道に向かいました。私メリッサに誘導以外の事を期待されても迷惑なことです。


猛暑・酷暑

7月22日
私メリッサは、平蔵さんのお伴で猛暑の中、NPO法人の10周年記念の行事で県立図書館に出かけてきました。駅から図書館までペデストリアンデッキを使い歩道を歩くのは70メートルぐらいでしょうか。
そのわずかな歩道が熱せられていて暑いこと。まだ、アスファルトの歩道ではなかったのが救いですが、この季節は街への外出は遠慮したいと思います。
また、冷やされた会場から建物の外に出た瞬間は、いきなりオープンレンジの中に入ったような感覚で、まだまだ私もホットドッグにはなりたくはありません。
なにしろ、今まではエアコンのいらない標高750メートルの我が家でしたが、そうも言ってはいられずエアコンの設置を検討している平蔵さんです。明日には電気屋さんが来るとのこと、1日も早い設置を望むところです。
散歩は早朝の5時〜6時ごろまでに済ませていますが、標高2000メートルを超える山に行きたいと思うメリッサでした。


暑い夏

6月28日
昨日は上野原の小学校に福祉講和をするとのことで、平蔵さんと出掛けました。 日中でしたので、標高の高い高原に住んでいる私としては最寄りの駅、上野原は暑い、暑いと言ったところです。しかし、ほとんどが電車や車の移動で車内は涼しかったのですが。平蔵さん、一度降りた駅とのことでしたが、なにしろ45年前のこと。それでなくてもやや記憶が飛んでいるのに。行は駅でうろうろ、帰りは先生に送られ、先生が駅でうろうろ。駅員がいないのでかなり適当。
さて、本日は高原の畑での仕事、私は畑に隣接した建物の中で高原の風に当たり待機なのです。
しかし、畑に到着したときに、隣接している畑で作業をしていた若者(年齢不詳で平蔵さんより若い)男性より「まだ新しい熊のフンがあります」と警告され、何日か前に防災無線で子連れの熊野目撃情報がその畑より400メートルぐらいの場所だったと思い、私は熊は見たことが無いので少し興味がわきました。


口の中で煙

5月16日
平蔵さん、自家製の落花生を食べていたときに歯が揺るいで歯医者さんに通っています。本日はその何回目か。
治療をしてもらっていたのですが、帰りにこそっと独り言「口の中が焦げ臭く何度か匂った」と。前にもレーザー治療をしていたようなのですが、今回は焦がしたのでしょうか?
口を開けていたので何も言えなかったのか、それとも、女医さんだから見栄を張って言えなかったのか定かではありませんが、次回の治療に期待したいと私メリッサは考えています。


フクロウのお客様

5月2日
久しぶりの私メリッサのコメントです。いよいよ初夏を迎えようとしています。日増しに夏鳥の到来があり、声を聞かせていただいています。
私の隣で寝ていた平蔵さん、何を思ったのか、いきなり起き上がりベランダに出ていきました。さらにベランダから家の外に。また部屋に戻ってきて録音機を持って野外に出掛けて行きました。
いつもなら私を起こして一緒に出掛けるのですが。しばらくして帰ってきますとパジャマが土に汚れていて叱られていました。なんと、久しぶりの白杖歩行で道路から畑に落ちたとのこと。
フクロウが鳴いていたので録音に外に出たとのことで、あきれるばかりです。家の人は、変な声の犬だねとか、訳の分からないことを言っていましたが、平蔵さんにしてみれば、なかなかフクロウの声を聞くチャンスは無いのだとか。この騒々しい話の落ちは、平蔵さんが白杖より短い足が前に出てしまい、畑に落ちたことで決着しました。


3寒4温

3月8日
先月末は平蔵さんのお伴で、関東ブロック協議会という、東京市ヶ谷のホテルで行われた会議に出掛けました。宿泊もそのホテルでしたが、シングルルームがビジネスと違い広く私がベットの脇で眠るのにも広くてよかったです。今までビジネスホテルの場合は結構狭く通路だけみたいなとこがあったので、次に東京で宿泊するのには、そのホテルか橋の下にお願いしたいものです。
少しその帰りの新宿での食事についてお話しします。平蔵さん、少しリッチにということで、デパートのレストランに入りました。なんと京料理のお店です。何とか御前を。平蔵さん私を連れていたので、目が不自由と察したお店の女性が、ホーク、スプーンも必要でしょうかと?。平蔵さんホークをお願いします。 料理が運ばれてきて、いざ食事、メニューの説明を受けたのですが、聞いているうちに途中から前に聞いていたものは、すでに記憶がないとの独り言。食事が始まり器にホークを入れると、器の口が狭くて入りません。箸を使ったりホークを使ったりしてどうにか食事は終わりました。お店の女性、皆さん和服でしたなどと言われて、「ホーウ」と言う反応があるだけ。
新宿駅に向かったものの方向も分らず、同行者も前に声が聞こえていたのですが、突然消えるようにいなくなり、どっち、どっちなどと言う言葉をつぶやきながら、「どちらに行くのですか」と声を掛けていただいた女性に連れが後から来ますから、などと言い訳をして、本当は向かうところが分からなかったのです。 ここで、私メリッサの本領発揮で、前を行く仲間たちの匂いを頼りに平蔵さんを誘導し、無事目的のホームに到着。
さて、10日ほど経った本日ですが、冷たい雨が降っています。せっかく消えた雪ですので、この雨が雪にならないのを願うばかりです。


雪上の散歩

2月5日
2月1日の夜に降り積もった雪も残り、一面銀世界の平蔵さんの家の周辺です。家の前の県道は融雪剤の散布でなかなか散歩ができません。1月の半ばより(インフルエンザ)で2週刊近く寝込んでいた平蔵さんもそろそろ散歩をと言うことで、今日は山の方まで車で送ってもらい雪道をゆっくり帰ってきました。
雪の中に獣の足跡、私はつい鼻をヒクヒク。平蔵さんのチェックが入り、魅惑的な匂いを後にサクサクと歩いてきました。林の近くでは「ウソ」と言う野鳥が小さな群れで呼び交わしながら木の種子をついばんでいると平蔵さんが話してくれました。雪原を見ているとワクワクするのは私だけでしょうか。


仕事収め

12月28日
窓越しに温かい日差しを浴びながら平蔵さんのベッドを拝借して寝ている私メリッサですが。 平蔵さんは25日に私をお伴に出かけた「山梨県障害者プラン……」とかいう会議が今年の最後のお出かけとなりそうです。
今は、窓のガラスをふいていますが、大掃除とはかけ離れた形ばかりの窓拭きとなりそうです。なにしろ、畑の作業、果樹の選定などやり残した仕事ばかり。「しょうがない」などと言っています。
家の前の県道を雪や雨の予報も出ていないのに融雪剤を散布しながら通過しました。明日からの散歩にはルートを変えるか注意しながら歩かねばと独り言を言っています。


鹿の被害

10月5日
平蔵さん、ここのところ何かと出掛けてばかりで、畑の作業をサボっています。出掛けていた二日間に連続して大根と白菜の畑に鹿の群れが侵入して電気柵が破られました。
被害は電気柵の損傷だけでしたが、このままでは野菜を食べられる恐れがあるので補修に出掛けました。 今までの5段の線を7段にすることにしたようです。
資材など運ぶことから山の畑に軽トラで行くことになり、運転するKさんと平蔵さんの間の座席に私も乗りました。乗用車では平蔵さんの足元に乗るので景色は見れませんが、軽トラでは前方や周囲がよく見えて楽しいドライブになります。
まぁ、平蔵さんに言わせると「狭くて大変」などとほざいていますが。作業は昼過ぎまでかかり、雨も降ってきたので帰りも軽トラでのドライブとなりました。ひょっとすると今夜は畑のパトロールがあるようなことを平蔵さんはのたまわっていました。


要塞撃破

9月8日
畑で作業していた方が、キイロスズメバチに刺されたことを機会にスズメバチの巣を駆除することになりました。
夜になって周辺に人がいないのを確認し、完全な防護服を着た人が梯子を利用して直接巣を取り除きます。二人の方がライトで照らしながら殺虫剤で応戦し、巣の周辺を飛び回っている蜂の駆除をしたようです。
高価な防護服もさておき、3人のチームプレーで数知れぬスズメバチも撃退されました。彼らの話によりますと、「今までになく蜂の数が多かった」と話していました。
これで、1週間ほどおいて、安心して畑の作業ができると平蔵さん、すればの話ではありますが。


小さな戦闘機

9月6日
秋本番に入る、今日この頃ですが。毎年恒例の大根の種まきをするとのことで、平蔵さんのお伴で山の畑に出掛けてきました。 私、メリッサはいつもの通り、窓を網戸にしてもらい涼しい別荘の一室に待機していました。約23メートルの畝を一通り終えると休憩のために部屋の外にある平蔵さん手作りの椅子でお茶など飲みながら私に話しかけました。「スズメバチが頭上を通過していくときはまるで戦闘機みたいに真っ直ぐ通り過ぎる」などと。
このスズメバチ(キイロスズメバチ)の巣は、平蔵さんが電気柵の管理で見回っていたとき線につる草がからまっており、それを取り除くさいに頭上がやけに蜂の羽音がすると、Kさんに見てもらうとハンドボールぐらいの大きさの蜂の巣があるとのことで気を付けていたのですが。

作業場所が30メートル以上離れているので心配はないとのことですが、巣に刺激を与えるととても安全圏とは言えません。 私のいる部屋は80メートルぐらい離れ、しかも網戸で虫の入るのを防御していますから安全です。 ところが、数日前、平蔵さんが貸している隣の畑で作業していた人が運悪く、戦闘機の機銃を受けました。寒くなるまでそっとしておく予定でしたが、駆除をすることとなりました。その結果は後日。


マスコミの報道

8月2日
8月1日と言えば、子どもの頃は雲峰寺という山寺のお祭りがあったなと、平蔵さんの独り言を聞きながら暑い甲府の街に出掛けてきました。電車から降りると、どこもかしこも暑いのなんのと、待ち合わせまで少しの時間、駅ビルの入り口に避難ということとなりました。
早めに待ち合わせ場所に行きますと、すでに迎えの車が来ていましたのでエアコンの効いている車内に避難し、障害者差別解消法に伴うネットワーク会議の会場に行きました。
平蔵さんの役割は盲導犬との活動についての体験談を話すようにとのことでした。 メーリングリストなどで入って来る盲導犬同伴の乗車拒否、飲食店への入店拒否などは月に何度かはメールで届いています。そんなことも念頭に、自分の盲導犬使用の13年間の記憶を探りながら話をしていました。
その中に、パン屋さんなどは単独では店内には入らないことを説明し、入り口で店員さんに声を掛け買い物をしたとの話をしました。 オーディン先輩ならともかく、私では鼻先の高さにむき出しのおいしそうな匂いのパンがあれば我慢できるかは私自身にも自信はありません。そんな私を見越して、そういったお店には入らないで買い物をすると話をしたものですが、翌日の新聞記事には「お店の入り口で買い物をさせられた」との内容でした。平蔵さんの「入り口で買い物をしました」とは意味合いが大きく違うように感じて、本日の朝食の席で新聞社に抗議するかどうするかとの話の中での朝食の時間となりました。


小さな北海道

7月19日
山(日向山)に登って次の日より、またまた寝てばかりの平蔵さん、久しぶりの畑仕事です。
山の畑に出掛けて、ここのところ雨が降らないので1時間ほどサトイモに散水作業してからジャガイモの収穫に入りました。今年は乾燥でジャガイモが小ぶりで不作と聞いていましたが、やはり少し小さめだと言いながら3分の1ほど収穫して本日は作業終了とか。
我が家の新じゃが、ということで昼食は「小さな北海道」などとほざきながら、本来であればジャガバタなのですがジャガイモに味噌を付けたものとトウモロコシを食べていました。


雨の登山

7月4日
平蔵さん、体調を崩し、寝てばかりでしたが1週刊ほど前から「足が地に着くような気がする」とかで、山へ行くことにしました。 しかし、台風が九州地方に接近とかで、朝からかなりの雨が降っていましたが、天気予報では降ったりやんだりとのことで出発しました。
登り始めるとかなりの雨で、外からは雨、内側からは汗でずぶぬれという状態で、峠まで残り30分という地点で引き返すことになりました。
登りはいいのですが、下りは不規則な階段状の登山道、私はヒョイヒョイと飛び降りるように下るのですが、平蔵さんは1歩1歩を確認するように下っていきます。滑りそうなところばかりで少し右足をよじったようですが、どうにか下りきりました。平蔵さんも年なのでしょうか、動きも今一と言ったところでしょうか。


遭難

6月14日
平蔵さん、午前は山の畑で花豆を栽培するための準備作業です。私はお伴です。作業中は出番はないので別荘の窓越しに山の景色を眺めていました。
持参のポットからコーヒーを飲みながら、「林でアオバトが鳴いている、と。録音すべく私を残して70メートルぐらい離れた林の近くまで平蔵さんは歩いて行ったのですが、1時間近くなっても帰ってきません。
窓越しに見ていますと、林のソバの草むらで行ったり来たり、どうも方向を見失ったようです。いつもラジオをかけているのですが、録音の妨げになるのか、ラジオを止めて行ったのです。 情けが無いですね。私がいなければどこにも行けないのですから。


鹿とのご対面

5月31日
平蔵さんと私は夕方より散歩をしながら山の畑に様子を見に行きました。
帰りが少し遅くなり、薄暗い中林のそばの農道を歩いていますと、道の真ん中に大きなものが。私には見慣れた鹿でしたのでかなり近づいて止まりました。平蔵さんは「どうした?ゴー」などと。
あまり近づきすぎたのか「キョン」と大きな声で鳴いたものですから、平蔵さん「オオー」と後ずさり。強がって「なんだ鹿か」などと。鹿は泣いた後道路わきにジャンプしてガサガサと遠ざかりました。


バスの旅

5月29日
私メリッサは、昨日まで四国の徳島県に平蔵さんのお伴で出掛けていました。何やらスポーツとかバリアフリーとかの代表者会議だとかで3日間の旅でした。初日は、なんと朝の3時45分に家を出るということでした。なにしろバスで行くのですから。やはり四国はバスで行くのには遠いですね。会場に着いたのが午後1時50分。
ほとんどは会議の会場とホテルの往復でしたが、楽しめたのは帰りに渦潮の見学で遊覧船に乗ったことでしょうか。私も刺激的な渦潮を見たかったのですが手すりの下は壁だったので見ることはできませんでしたが音と潮の流れが船底を通して伝わってきたことで渦潮の迫力を感じました。まあ、平蔵さんも一緒なのですが。
その後は、長々とバスでの帰途となりました。さすがに翌日は私も一日中寝て過ごしました。


春の雪

3月15日
昨夜は暖かく、雨が降っていたのに今朝は一面の銀世界となっていました。一昨日の春の日差しを浴びて、近くの林よりコジュッケイの騒がしい声が聞こえていましたのに、今朝は静かな冬に戻ったようです。
昨日、JR駅ホームへの内方線ブロックの設置について、役所がJRと話し合った結果を聞くとかで平蔵さんと出掛けてきました。一万人以上の利用客があれば、2018年度内までに設置を進めているとか。 しかし、平蔵さんの最寄り駅は4500人とか。これは特例が無い限り当分は設置は難しいように思えます。
好奇心旺盛な私ですが、これまで以上に気を入れてホームを歩かなくてはと思って、次の会議の会場、帰りに小学校に寄りますと、以前福祉講和でお世話になった先生が、私の誕生日が近いということで手作りのプレゼントをいただきました。駅のホームのことはすっかり忘れて家に帰ってKさんに見せますと「かわいい、良くできている」とほめられました。先生、ありがとうございました。


バリアフリー分科会

2月28日
私、よく分からないのですけど、昨日と一昨日、埼玉県で行われた会議に平蔵さんのお伴で出かけてきました。会議では最近の駅ホームからの転落事故を受けて、議題に多くの駅ホームの安全対策について話し合われていました。
しかも、盲導犬使用者の事故となれば、私もよく聞き、これからも注意すべきことが多いような気がしました。今回はバスで行きましたので乗り換え等なく問題はなかったのですが、ちょっとした気のゆるみが多くの方にご迷惑がかかることを再認識した二日間でした。
歩くことは少なかったのですが、人ごみや会議、食事など椅子の下で待機していても気疲れと言いますか、平蔵さんには分からない犬なりの疲れが残りました。ですので、今日は家の中で寝て過ごしたいと思います。


声掛け運動

2月4日
立春の本日、平蔵さんと甲府に出掛けました。風もなくさほど寒くもない日中、駅から2キロほどのプラザへ往復歩きました。 平蔵さん、散歩の感覚だったようです。いつもならバスかタクシーなのに、私はいささか気を使ってしまいました。
会議も終わり甲府駅から電車で最寄りの駅に。平蔵さんと共に少し早めにドアのところで電車が止まるのをまって開くボタンを押してホームへ降りました。「大丈夫ですか」と。
平蔵さん私に進む方向も支持する前で、一瞬立ち位置と方向を見失った(聞き失った)ようです。女性からの声掛けでしたので、いつもなら「ありがとうございます」と言う前に「急に声を掛けるから方向が?」とつい独り言。 女性はその声も聞こえたらしく「すみません」と言い「会談は左です」とアドバイス。
それに対してお礼もちゃんと言わず、私に支持を。夕食の時間も過ぎていた私は急ぎ足で階段、改札へと。平蔵さん、声を掛けてくれた女性に悪いことしたかなと、独り言。 全盲の視覚障碍者は、踏み出す一歩ごとに周りの音、気配を感じながら歩くので、音が無いのも不安、また周りの音が大きくても不安になると、常々話しています。声を掛けていただいた女性の方、これに懲りずにまた声を掛けてください。


変動の年

平成29年1月30日
朝、戸外に出ると小雨が降っていて、とても暖かい朝でした。 昨年、今年になって、盲導犬使用者の駅ホームからの転落事故で私メリッサも少し責任の重さを感じている今日この頃です。
事故の起きた1月14日には新年互礼会とのことで甲府に出掛けました。その帰り、最寄りの駅(終点)ホームで、最後尾に乗っていた平蔵さんと私は出口のドアボタンを押そうとしたら電車の車掌さんが外より開けてくれ、しかも、後ろから心配そうについてくるではありませんか。 エレベータで乗るのか平蔵さんに支持を仰ぐと、車掌さん「乗りますか」と。しかし、平蔵さんは階段で行きます。ご丁寧に階段の上り口まで案内をしてくれました。
家に帰ってニュースで蕨駅での事故を知り、平蔵さん納得はしていましたが、事故に遭われた方のご冥福を祈りながらも、今後ますます注意が必要だと考えているようです。
本日も、甲府駅より電車に乗るために自動改札を通過のおり、駅員さんどこどこへ行くのですね、何分発、3番線です。教えていただきホームに着くと、やはり駅員さん後ろからついてきて電車に乗るまで見守ってくれました。ご配慮、ありがたいことです。
にゅーすでは、米大統領「トランプさん」の政策が報じられていました。天候といい、世界情勢といい、どうなることやら。


春の7草

平成29年1月7日
皆様明けましておめでとうございます。昨年中は私、マダム・メリッサと平蔵さんの活動にご支援いただきありがとうございました。本年もどうぞ、よろしくお願いします。
新年の挨拶が遅くなりましたこと、失礼しました。なんとなれば、昨年晦日より明けて3日まで平蔵さん体調を崩しまして、もち通りの「寝正月」となった次第です。
さて、今日はすでに「七草粥」の日でありまして、ここ数日お粥を食べている平蔵さんなので特にと言うことではありません。 そこで、メリッサは平蔵さんに春の7草を教えてもらいました。
「ナズナ、芹、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ」だそうです。
ナズナは俗に言うペンペングサと言われどこにでもある雑草だとか。セリはスーパーにもありますし、ゴギョウについてはどんな植物か記憶にないとか、ハコベらは「ハコベ」と言い、もう少し温かくなると畑に出て来るとのことで、昔あまりにもおいしそうだったのでお浸しにして食べてみたそうですが、味のない野菜と言うことでした。 ホトケノザは記憶なしで、スズナは多くの種類の有る蕪のことでしょうか、スズシロは大根だとのこと。
残念ながら、私の地域では寒さが厳しいので、まだまだ見られるのは先になりそうです。


銀世界

平成28年11月24日
わたくしマダムメリッサは本日は留守番です。平蔵さん1年に1度の人間ドックで隣町の病院に出掛けたからです。 しかし出掛けるのにも右往左往、昨夜からの雪で外は銀世界。なんと、54年ぶりの11月の雪だとか。しかも積雪20cmですから。
雪の情報でわたしの専用車にはスタットレスタイヤを前日に履き替えていたのは幸いでした。街まで下りてみますと道路にはほとんど雪は無かったとのことです。帰ってきた平蔵さん銀世界への散歩を期待したのですが「県道は融雪剤がまかれたようなので散歩には行けないとのことで1日家の中でした。


平蔵さんどこへ

11月15日
14日と15日平蔵さんが代表をしている地元の会主催の宿泊交流会で江の島鎌倉・横浜方面に出掛けてきました。
江の島では展望台をはじめ島内を散策しつつ階段や狭い路地のような道をだいぶ歩きました。また江ノ電に乗り終点の鎌倉駅で下車。平日でも多くの人に驚きながら飲食店や土産物屋が立ち並ぶ「小町通り」を散策しながら鶴岡八幡宮にお参りをしてバスで横浜に向かいました。
宿は山下公園と道路を挟んですぐのホテルに泊まりました。私のワンツーには最も好条件でありました。
部屋はもちろんエレベーターもカードをかざさないとならないセキュリティが厳しいほてるでしたが、私メリッサのためにシーツを準備してくれました。従業員の皆様ありがとうございました。
そこまでは順調でしたが、食事後同室の者がラーメンを食べに外出するとのことで平蔵さん「留守番しているから行って来たら」ということで出掛けてしまいました。平蔵さん私をベットの足元に残して「トイレ」とドアを開けて外へ。 なんと、トイレのドアと間違えて入り口からカードも携帯も持たずにパジャマ姿で出てしまいました。
ドアの締まる(カチリ)の音で自分を自分で締めだしてしまったのです。ドアの部屋番号を手で触って確認後声の聞こえる隣の部屋をノック。すると話し声は止んで静かに。そんなことを2度ほどしましたが同じ反応なので「不審者」に思われたのでしょう。しょうがなく同行者の別の部屋へと行ったのですがなぜか部屋番号が浮き彫りになっていません。やむなく自分の部屋に戻る途中で人の声。「すみませんフロントに電話をお願いします」と、気持ちよく聞き入れてフロントに電話をしていただいて部屋に戻れました。405号に宿泊していたお二人さんありがとうございました。ちなみに隣のお客さん話は英語でしたので外国からの方だったのでしょうか。
ほっとして部屋に戻った平蔵さん何かと言えば、いつもシングルの部屋に泊まる場合いつも下着で部屋を歩き回る平蔵さんですから。幸いパジャマを着ていたことだけが救いです。


家出

平成28年11月10日
午後9時ごろだったでしょうか。平蔵さん、一眠りして私メリッサを「ワンツー」のため裏庭に連れて行ってくれました。ハーネスも付けずにリードだけで誘導しながら私が妙な物につい気を取られて立ち止まりました。ワンツーを終えて帰りにまた、妙な物があると私がつい匂いを嗅いでいると、平蔵さんつい手を出して触ったのです。
さっと手を引っ込めて家の者に「変な冷たくて柔らかな物が通路に落ちている」と騒ぎ、裏口から出てきた家の者が懐中電気で見てみますと15cmぐらいある大きな蛙でした。
かなり冷え込んだ夜でしたので蛙は日中の温かさに冬眠場所から抜け出したのか、家を追い出されたのか。平蔵さんわが身に置き換えて、「畑の木の葉が積もっているところに持っていくように頼んでいました。実は平蔵さんヘビより蛙が苦手なのであります。


福祉大会

11月6日
平蔵さん、ある会の会長の代理で福祉大会の式典に来賓として招かれました。会場は甲府市内の体育館。いつもはジーンズというラフな格好でどこまでも出掛けるのですが、本日は少し違っていました。
ジャケットにスラックス、冠婚葬祭以外には絞めたことのないネクタイなどして出掛けました。 いつもは足裏の感覚が分かるようにと靴底の薄いランニングシューズを履いていますが、本日は靴も下駄箱の奥から引っ張り出したバックスキンの革靴。
会場に着いて、シートの敷かれた体育館に入ると平蔵さん歩き方がぎこちなく変でありました。定位置に案内され座席に着くと、靴の先に触れていました。「靴の底がはがれてきた」とつぶやき、いつもなら短い足を私の体をまたぐように前に出すのですが、私にその足先をかばうように座らせて、どうにか式典が終わりました。
終わってから短い距離を歩いただけで反対側の靴底も完全にはがれてしまいました。本来であれば、会場で甘酒などいただいて早めに帰り通夜に行くことになっていたのですが、靴が気になり早々に退却。
幸い、靴底は両足ともはがれましたが薄い底が残っていたので靴下で歩くことだけは免れました。「慣れない格好はしないで出掛けてもらわないと、私メリッサが恥をかいてしまいます」と帰ってからよく言い聞かせました。


いよいよ冬に

11月4日
久しぶりに山の畑に平蔵さんのお伴で出掛けました。里芋を掘るのだとか。 私は休憩室と言いますか別荘の一室で待機です。
先月の末、平蔵さんお友達「同級生」と新潟に行きました。「弥彦温泉に泊まったのですが何しろ遠い。ほとんどを高速道路で延々と。しかし、山梨の道路と違うのは真っ直ぐな道路。 今度の日曜も出掛けるとか。間に合わないのは畑の作業。私は出かけるのは楽しいのでいいのですが平蔵さんの仕事はどんどん先送りです。


哀愁深き鹿の声

9月から10月中旬にかけて、本来ならば畑仕事の一番忙しい平蔵さんなのですが、畑には数日しか行かないし、お天気が悪いと散歩も時々。夜半に鹿が鳴く季節ともなり、闇夜に散歩などと出かけることもあったのに。
会の行事や会議などは出かけるものの、私にとっては少し不満気味。天気が悪いのだからとは、言えども山など歩くのには良い季節なのですが今後巻き返すことができるでしょうか?ただただ期待するばかりです。


私はヤギ?

8月2日
今日は2度目の登山として入笠山に行くとのことで平蔵さんと準備をしていましたが、出掛ける少し前からかなりの雨が降っていました。
平蔵さん「おそらくこの雨では中止になる」などと言っていましたが、お迎えの車が来たのでとりあえず出発。長野県富士見町のゴンドラ乗り場に着くと雨は降っていません。
ゴンドラ(少し騒々しいゴンドラ)に乗って花々の咲き誇る湿原へ。入り口には動物よけのフェンスが入り口をふさいでいました。 そこを開けて散策路に入るとまずは木製の階段から格子状の歩道。隙間のある桟橋のようになっていて、平蔵さん杖で確認しながら付き添いの同行者と進むのですが、余りの遅さに私は歩道の脇や板の隙間から生えている草を食べながら前進。
確かに、植物の保護のためにできている通路ですが、平蔵さんには歩きにくそうでしたし大きく空いた隙間から下の空間が見えると私ども恐怖に感じるものです。その後雨が強くなり近くのテントに避難。ついでに昼食。登頂はあきらめゴンドラ乗り場へ。 なんと地面は乾いているとのことで売店?の方に聞いてみると雨は降らなかったとのこと。そんなに離れていなかったのに。「夕立は馬の背を分ける」と言うような話もありますが、実感したときでした。


山ガール デビュー

6月22日
梅雨の合間の曇り、平蔵さん降らなければ涼しいかも、なんて言いながらお仲間と山を目指しました。行き先は国師ケ岳(標高2592メートル)、北奥千丈岳(標高2601メートルです。
北奥千丈岳は奥秩父の最高峰だとか。 そんなことはどうでもいいのですが、私の足の短さと、平蔵さんの足の短さ、段差が不均等な木製の階段、24cmのサイズの平蔵さんの足でもかかとしか乗らない階段や岩と岩の間をすり抜けるような狭さに加えて1メートルぐらいの段差は度々。
そんな登山道では私の本来の実力が発揮されません。木製の階段から足を踏み外したのは、なんと平蔵さんではなく私でした。えらいところに連れてこられたと、最初は恐怖でしたが、柔軟な体と跳躍力で平蔵さんにハーネスを持たれていなければ、何の問題もないのですが、さすがに疲れました。
同行者に誘導してもらい、後ろから支えてもらいながらも、二つのピークを踏むことができました。さらに、北奥千丈岳のピークで私メリッサは「ワン」をすることができました。今後は「天空の犬」とでも呼んでもらいましょうか。


豚の逃走か?

5月26日
私、メリッサは、平蔵さんのお伴で先週末三日ほど青森県に行ってきました。体力的に疲れたと言うわけではありませんが、気疲れでしょうか。ゆっくりとお休みをいただきました。 と言うのは、平蔵さん畑仕事が間に合わないのであります。そんな日の昼頃、家のすぐ前の畑でトマトの手入れをしていた平蔵さんのところに電気柵を張り巡らせてあるのにも関わらず黒い豚と思しき動物が突入したのです。
大きな物音に手を止めた平蔵さんの耳に聞こえてきたのは近所の女性の「大きな黒い豚が」と言う声です。 さすがに、豚だとは思えない平蔵さん、トマトのアーチのところで武器はと固まっていますと、ほんの3メートルぐらいのところの電気柵を突き抜けさらに反対の電気柵の下部の線を飛び越え逃走とのこと。
後で調べてみますと、何かに驚いたのかネットを数か所破った痕跡があるとか。ここ数年猪の出没はありませんでしたので、そろそろジャガイモの収穫時期です。気を付けるよう私に言うのですが、私はまだ猪には出会ったことはないので興味津々です。


春の声

3月23日
午前は平蔵さんのお伴で山の畑に出掛けてきました。昨年の野菜栽培に使われた電気柵の撤去作業と言うことでした。 私は曇り空の下、別荘のドアを全開してのんびりと寝て過ごしました。
午後、いくつかの散歩コース「重河沿い」のコースを久しぶりに歩きました。3月上旬に平蔵さんが「下手なウグイスの声」などと言っていましたので、初鳴きとは思いませんが、上手なウグイスの声を竹林より聞きながら帰ってきました。


全犬参加

2月6日
先月1月31日に山梨県ハーネス友の会の20周年記念大会が甲府のベルクラッシック甲府を会場に開かれました。まずは、甲府市役所から会場までパレード。2列渋滞で進むとか、後方にいた私と平蔵さん途中からいつの間にか中段まで追い上げていました。
なぜならば、左側が広く空いていて、いつもの平蔵さん「よって」と歩道でも左に私を寄せるからです。コースの詳細を聞いていなかった平蔵さん、どこにいるのか分からずじまいで会場に到着。
県内の盲導犬19頭と来賓の方の盲導犬合わせて20頭。今までこれだけの盲導犬が県内で集まったことはなかったのではないでしょうか。 そういう意味でも大成功と言ったところでしょうか。翌日の新聞記事にパレードの写真が出ていたようです。なんと、前方の方ほとんどが付き添い者と腕を組み、盲導犬を連れているという写真だったようです。これは、「ちょっと」と思いましたが、2列で追い抜かないようにと言ったこともあったのでしょうか。まあ、団体での移動は難しいと、平蔵さん。

それはともあれ、1月中旬より私の家の前の県道、少し離れた国道は路面凍結を防ぐため「融雪剤」の散布が3日に1度ぐらいの感覚で行われています。散歩、出掛ける時には注意が必要なのですが、帰ってからの足やお腹周りを洗うのが大変だとか、平蔵さん。そんなことで散歩は雪の残る山道を歩くことが多くなりました。
風邪で揺れる木々の音、たまに聞こえるカケスの声、静かな冬の気配です。


明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

平成28年1月14日
きょうの「ドンド焼き」と言う行事で地域の正月行事は終わりとなります。平蔵さんと新年の顔合わせ、新年会など地元地域の行事にも一緒に出掛けましたが、なんといっても太陽が昇り始めた朝の散歩が楽しみです。
温かかった年の暮でしたが、明けてから例年並みの寒さがやってきました。 そこで、困ることが一つ。家の前の県道は凍結対策として融雪剤の散布があります。私たちにとって有害な融雪剤を避けるため県道は横断程度にして市道や農道などが散歩コースとなります。
平蔵さん、以前県に対し融雪剤の散布について有毒性の無いものを考えてほしいとの話をしましたが、なかなか管理上難しいようです。 そんなことで、帰ってきたときには足やお腹を丁寧に拭いてもらっていますが、ついつい足の爪をなめる癖は止められません。
これからは、会の行事などで出掛けることが多くなりそうです。私も皆様とともに頑張りたいと思っています。


いきなりの寒波

平成27年11月27日
前日まで暖かかった日も、突然寒くなり、朝には薄氷が張っていました。
平蔵さん、まだまだ畑の作物は収穫は終わっていません。まあ、体調を崩し、10日以上も作業をしなかったのですから当たり前と言えば当然です。
そんなことで、朝から大根、白菜、キウイなどかき集めています。と、思っていると午後より私を伴い山の畑に。
なんと、畑の鉄骨の小屋の入り口に鹿が入ると閉まってしまう「トラップ」を掛けました。畑の作物が凍ってしまうというのに、何を考えているのやらと、誰かが言っていました。
平蔵さん「寒くて凍るのはしかたがない。ボチボチやると言うことで」などとのたまわっています。本当に冬が越せるのでしょうか。


多くの仲間と

10月18日
秋晴れの中、山梨県の南部にある身延町のクラフトパークと湯葉の里に出掛けました。秋の交流会を兼ねた盲導犬キャンペーンです。
平蔵さんは20日前にも行っていましたので昼食の(湯葉料理)が気になっていたようです。県内の14頭がそろったのは久しぶりです。私にとって、あまり仲間意識はないのですが。少し気持ちが昂りました。
平蔵さんと一緒ではにぎやかな場所よりも静かなところを好むからです。10日ほど前、夜間に家の周りの防犯灯などを避けて明かりの届かない山道で私、メリッサがどのような動きをするのかなどと出掛けたくらいですから。もちろん、私たち犬は真っ暗な道でも問題なく歩くことができるからです。家に帰ると黙って夜間に出掛けたことで叱られていました。


こりない私

平成27年10月4日
だいぶ山梨の暮らしにも慣れた私。きょうは運動会とかで朝早くから平蔵さんと出掛けました。
砂のグラウンド、いいな。最初の体操、平蔵さんのスキをねらって、砂をなめてみました。なんと、微妙な触感。昨年の経験で平蔵さん、今年は敷物のあるテントの中に。
靴を履いている時や、競技の隙間をぬってペロリペロリ。「こら、砂をなめるな、カッコンボシニなるぞ」などと訳の分からないことを言いながらタオルで口の周りをふいてくれたのですが。
ソバにいた人が「カッコンボシ」って何?「カゲロウの幼虫でアリジゴクを作っている、と平蔵さん。 翌日はつかみどころのない「砂のウンチ」だよ、と。


私は今どこにいるの?

9月3日
すぐにでも降りそうな曇り空、私 マダム・メリッサは平蔵さんと共に県庁所在地の甲府に出掛けました。平蔵さんの月に一度の定期的な会議だとか。
帰り、建物から出ると、かなりの雨が降っていました。私は雨合羽、平蔵さんはコンパクトな傘。駅に向かって1キロ足らずの道のりですべて歩道と言う比較的安全な道ではありましたが、駅の南口でロータリーの改良工事中、傘に当たる雨の音でいつも聞きなれている居酒屋の音楽を聞きのがしたのか。
4車線の平和通り左側を歩いて駅に向かったのですが、何と駅からやや手前平蔵さん自分の居場所が分からなかったのか、居合わせた人に聞きますと、平和通りの右側のバス停。なんと、恐ろしいことに知らずに通りを横切っていたのです。
やや強い雨とはいえ、周囲、足元の様子が分からず、私にお任せでは若輩者の私にしても責任が重すぎると抗議をしましたが、今度お天気の良い日に順路の確認をし直すとか独り言をほざいていました。


死体発見か

8月24日
昨日と今日、連続で平蔵さんのお伴で山の畑に出掛けました。いよいよ秋野菜の準備だそうです。
しかし、野菜では私の食べられる野菜と言えば、キャベツぐらいでしょうか。今の時期は、毎日ではありませんが食後のフルーツとしてリンゴ(ツガル)をいただいています。平蔵さんの趣味の園芸として、裏庭に数種のリンゴの木が植えられています。
秋野菜の準備ですから、白菜や大根ではないかと思います。そんなことで畑で作業をしていますと、後から草刈り機を運んできたKさんが「隣の桃畑に鹿が倒れている」と。平蔵さんもそばまで行って触ってみたいようでしたが、たまたま通りかかった農業従事者の若者が見に行きまして死んでいる……。
平蔵さん「いたずらしているうちにネットにひっかかり、撲殺されたのか?」などと言っていました。その直後、若者から話を聞いて「いやだー」と若い女性の声。農家にとっては「鹿、イノシシ」は畑を荒らす害獣なのであります。
平蔵さんの畑は電気柵で囲っていますから電池切れが無い限り動物は入らないのですが。 時には薄暗くなってセンサーが夜と間違えて電気が入っているのに気が付かなくて平蔵さんがしびれたこともあったようです。特に雨の日は強烈だなどと言っていました。


ウナギもどき

8月16日
まだまだ暑い日が続いています。平蔵さん日中の散歩は避けて早朝の散歩がここ日課となっています。そんな今日この頃ですが、家の裏口から「今夜はウナギにするか」などと聞こえてきました。
私は相変わらず乾燥フードと変わり映えのしない食事で我慢しているのに……。平蔵さん、手にしていたのは収穫したばかりの「ナス」でありました。 ナスを縦割りに手ごろな厚さに切り、ウナギのたれをつけて弱火でゆっくり焼くとウナギの味と触感があるそうです。まあ、ここ体重が増えつつある平蔵さんにはぴったりなウナギではあるのですが。
先輩オーディンと一緒のときには夜の河口で天然ウナギを蒲焼で食べたとの話を聞いていましたが、私もそろそろそういったスリリングな体験をしたいと思います。まだ登山にも行っていないのですから。


憂鬱な雨

7月29日
7月も終わろうとしています。ここ数日一日のうち何回か集中豪雨的な雨が降っています。平蔵さんはジャガイモの収穫をしようとしたやさきの天候の変化で収穫時期を遅らせています。
雨が止んでも気温は下がらず蒸し暑い数日が続いています。そんなこともありまして、なかなか外出できず、私はいらいらしています。体を伸ばして横になっていればよいのですが、まだまだ若い私の体が歩くのを要求しているのでしょうか。


はしたない寝姿

7月21日
梅雨明けとともに猛暑の夏がやってきました。標高750メートルの我が家もなかなかの暑さです。
私の寝室は2階なのですが、寝る時間の午後9時は30度ぐらいの暑さでした。窓を開けておくと徐々に気温が下がってくるのに、昨夜はいつまでも寝苦しい夜でした。
朝起きて平蔵さんの一言「ふしだらな寝姿」と言われました。 なんと、お腹を上にして寝ていたからです。まあ、のぞかれる心配はないのですが。
3歳になるとともにすべすべしていたお腹に毛が生えてきて、それだけでも暑いような気がするのは私だけでしょうか?


梅雨の合間のシャワー

7月10日
久しぶりに晴れました。朝から平蔵さんは畑作業をしていましたが、昼少し前に私の体を洗うことになり、平蔵さんが農作業した後に使うシャワールームでバスタブは使わないで温水のシャワーで濡らしてからシャンプーでゴシゴシ。
お天気が良いと、ドライヤーを使わないで乾くとか、私は魚の開きではないのですが。さっぱりするので良しとしますか。


歩け歩け大会

6月2日
平蔵さん、きょうは会の行事で「上日川峠の遊歩道(往復で2キロメートル」に出掛けました。全線が木の板が張ってある歩きやすい歩道となっています。 迎えてくれたのは、ハルゼミの騒々しい合唱です。その中にカッコー、ホトトギス、ルリビタキ、コガラといった野鳥の声も聞くことができました。
昼食の後、釣堀でニジマスを釣ることになりました。ガイドさんとペアで行なったのですが、ガイドさん趣味は釣りとか、平蔵さん昔は釣り天狗とか、自信はあったのですが。 初めて釣りをするような皆さんが釣れているのに、私の平蔵さんなかなか釣れません。足元で私は周りの方ばかり気にかかります。つい平蔵さんの股間から首を出して釣れている方を。 終わってみると釣れたのは2匹。口ばかりの釣り天狗でした。


迷惑防止条令

5月10日
4月から5月は平蔵さん、出掛けてばかりです。なにしろ私にはわけのわからない団体の定期総会とか。 総会と言っても、様々ですね。粛々と議事が進み短時間で終わるもの、スズメバチの巣をつついたように騒がしく長時間かかるものとです。
そんなことで出掛けているのですが一昨日は駅ではエレベーターを利用するためにいつものペースで角を曲がると、「ギャー」と女性の声。それを聞いて平蔵さん思わず「ワー」と大声を出してしまいました。いつもなら静かで存在感のない平蔵さんでしたがかなり驚いたようです。 私の思うのに、私 メリッサが角から急に出てきたので驚いた女性が叫んだのだとは思いますが、何しろ平蔵さんも角を曲がるのと同時に女性の叫びを目の前で聞いたのですから。「ああ、ぶつからずによかった」とは、平蔵さんの独り言でした。
そんなことが生々しく記憶に残る本日、騒々しい総会が終わり、やれやれと最寄りの駅で降りた平蔵さんはいつものペースで「改札」の指示。私も指示通り軽快な足取りで改札へ向かい、自動改札のやや手前で停止。
いつものように私の頭に触りながら切符の投入口を探ったつもりが、なんと、女性のお尻が。しかし、触ってしまったのです。助成も大きな声ではなかったのですが驚きの声をあげました。 窓口にいた駅員さんも笑っていたような雰囲気。即座に謝った平蔵さんですが、犯罪行為になるのでしょうか?


銀世界

2月9日
昨日の雪で一面の銀世界となっています。国道や県道は融雪剤の散布により平蔵さんは私との散歩はなるべくしないようにしていますが、今日は農道を使って山の方に出かけました。
白銀のキャンパスのように雪に足跡をつけるのはワクワクします。ときには道路の境が分からないところもありますが、私がつい鼻を使ってしまうと、平蔵さんからチェックがはいります。 しばらく行くと、動物の足跡です。数頭の動物でしょうか、平蔵さんが指先で跡を探って「これは鹿の足跡、まだ通ってあまり時間は経っていないな」などと独り言。また、藪の影から「チリリン、チリリン」と紅マシコでしょうか野鳥の声も聞こえてきました。
途中で洋ランを育てている大きなハウスの前を通ると、従業員の皆さんが除雪作業をしていました。「融雪剤は使っていないのですか」と聞きますと、次回は使いたいとのこと。 融雪剤の毒性を知っているだけに、どうしても歩くのには躊躇してしまう平蔵さんでした。


巨大なマッサージ器

1月16日
昨日の雪で、道路の日陰の部分は着雪で凍っていましたが平蔵さん、パソコンの訪問指導とかで出かけました。 国道へ出てバスに乗りましたが、雪の影響はないように思われました。ついでと言いましょうか、市役所に寄って県知事選の期日前投票をしてパソコンの指導が必要な家に向かったのです。
さて、帰りなのですが、慣れない道を少々迷いながらも郵便局に寄ったりし駅のバス乗り場より県道を走るバスに乗りました。なんとチエンを履いているではありませんか。道路にはほとんど雪は無いように思われましたが「安全第一」といったところでしょうか。 アスファルトの路面を車内アナウンスも聞こえないほどの騒音と振動で走るのですが、座席の平蔵さんはクッションの上で、それなりに。しかし床に座っている私にとっては、かなり強烈な振動でした。いっぺんでお知りのコリがほぐれてしまいました。
ちなみに、平蔵さんは雪の中でも歩けるトレッキングシューズで靴底は固く、歩道や路面の状態がつかめなく自分の居場所が把握できずに迷ったようです。反省。


新年のご挨拶

1月3日
本来ならば1日にご挨拶するべきところですが、平蔵さん組内の集まりで出かけ、半合の日本酒で酔いまして昼間から寝て過ごす「寝正月」でした。 しかも、正月は高校のサッカーと箱根駅伝が終わらないと落ち着かないとかで、挨拶が今日になってしまいました。
「皆様 あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。」と、めりっさの挨拶でした。
さて、高校サッカーは地元の高校がベスト16入りでまだ試合が続きます。箱根駅伝では平蔵さんの母校は惨敗といったところではありますが、選手関係者の皆様本当にお疲れ様でした。地元の大学は来年度のシード入りをして頑張ってくれましたので幸先の良い正月といったところでしょうか。
私にとって、散歩の時間は楽しいのですが家の前の県道は融雪剤がまかれていて気になりましたので、農道などを利用して山の方に出かけました。穏やかで静かな散歩道と言った所でしょうか。明日の正月行事が終われば通常の暮らしとなるでしょう。


マルチメディア祭

11月13日(木曜日)
平蔵さんとマルチメディア・テクノフェアとか言うイベントでアイメッセに出かけてきました。 ブースの当番をしていたのですが、お客さん少々。しかしお一人長期滞在でしかも二度の訪問。平蔵さんの独り言「話の中でカメラマン・脚本家・果樹農家のおばちゃん・……最後は宗教家ということで百面相の女性」とか。
なにしろ二度目は携帯電話を持ってきた、と私と平蔵さんを撮影。しかも3人の外国の若者をつれてきて「宣教師の皆さんです」平蔵さん、間髪を入れずに「私は仙人です」と。 女性は「大菩薩峠という山で霞を食べながら暮らしているそうです」と説明。
周囲のブースでは県内の主な企業や行政機関などが最新の情報機器や技術を展示しているのに平蔵さんのブースだけは時代に取り残された状態でありました。
さて、帰りの電車では、私が降りるためにドアに誘導していたのですがドアが開きません。近くにいた乗客がすぐにドアをあけるボタンを押して無事ホームに。止まっていた電車の脇を階段に向けて歩いていると、いきなり男性の悲鳴。接触もしないのにホームへと、思って「どうしましたか」と平蔵さん。 「いや、大丈夫です」と男性。そのときは電車は動いていたようなので、乗るために待っていたのにも関わらずドアが開かないままで電車は発車してしまったようです。このボタン式電車は平蔵さんの最寄り駅を1日1往復だけ使われていることは知っていた平蔵さんですが今日はアナウンスが無かったと。JRのおじさんわれわれ視覚に障害のある者はもちろん、たまに電車を使う人は「ボタン式」という情報は入っていないので待っていたのにも関わらず置いてきぼりになるのであります。
もう少し利用者のことも考えて駅員を配置するとか告知をするとかちゃんとやってくださいよ。無人駅ではどうにもなりませんよ。と怒っていた平蔵さんでありました。


砂の器・砂のウンチ

10月12日
三団体運動会とかで、本日は平蔵さんのお供でお出かけでした。学校のグラウンドでの様々な協議。ベンチで観戦する平蔵さん。
悪さをしないようにとダウンした私でしたが、つい、つい、舌を出して砂のお味をペロリ、ペロリと。なかなか変わった刺激的な味。 様子に気がついた平蔵さん。鼻の頭を砂まみれにした私の鼻をハンカチでぬぐってはくれましたが、なめていたことには気がついてはいませんでした。
家に帰ってワンツーでウンチをぽろり。ビニール袋で取った平蔵さん。感触がおかしいと見てもらい、なんと、半分は砂。
私に向かって、お前は鶏か?などと言われてしまいましたが、翌朝も「砂のウンチ」。これでは小説のタイトルにもならない、とあきれられる私ではありましたが、今度は敷物を準備してもらいたいと私も「プンプン」です。


私も犬

10月9日
きょうは、平蔵さんのお供で小学校に福祉講話に行ってきました。対象は6年生。 平蔵さんが視覚障害となった経緯、盲導犬との生活など……の話をしているとき、あまりにも退屈な私は、つい柔軟な体を生かし、胸のバンドから腹のバンドをつないでいるバンドに歯を立ててみますと、以外に柔らかく簡単に噛み切ってしまいました。
さすがに、子供たちの前では口先で言っている「悪さをすると拳骨」などとはいかず、「盲導犬も犬なのです。これを見てください」などと言い訳をしていました。
私も動物の本能と言いましょうか、今日や会議のように平蔵さんの意識が私からそれたときを見計らって悪さを考えていますが、ハーネスが使い物にならなくなったらお出かけできないのも困るし、悩んでしまいます。 心境は「悩め る乙女」と言った所でしょうか。


入店拒否?

9月14日
会の行事で本日は農作業もしないで1日のバス旅行でした。行き先は長野県安曇野方面。
触れる彫刻、触れる前に平蔵さん、手を消毒。しかし、触れてみると指先がほこりで汚れた……と平蔵さんの感想。特に芸術的感想はなし。
食事をしたワサビ園でワサビのソフトクリームを我慢した平蔵さんは、「マダムが味を覚えると手に負えない」と。 まあ、確かに今の私では難しいかも、と思いますけれども、平蔵さんの愛の鞭があれば、我慢できるかも。と私たちは少し離れた場所で、列をなしてソフトクリームの売店に並んでいる人たちを横目に通行人に愛想を振りまいていました。 若い女性が「触ってもよいですか?」と。平蔵さん、私の頭ですか。どうぞ。 これが、若い女性でなければ「だめ」と言いながら、私が尾を振ると、「お年寄りに愛想を振りまくな」と聞こえるように言うのですから、あきれてしまいます。
帰りがけに寄った道の駅の売店では「買いたい物はあまり無いですね」と言いながら一回りしてバスの入り口で休んでいると、事務局の人が「盲導犬入店拒否されませんでしたか」と。もう一人の盲導犬ユーザーが入店拒否されたとのこと。 平蔵さんと私は何も言われてはいないので、「ああぁそうでしたか……それは、それは」と人ごとの平蔵さんでしたが、帰ると早々長野県のHPより「盲導犬相談窓口」を調べ指導していただくべきメールをしていました。2度とは行かないとは思いますが。


あなた次第

9月9日
ニュースでは台風が関東の南に接近との報もありましたが、きょうは秋を思わせる気候となっています。午後は甲斐市の小学校に福祉講話に出かけるとのことですが、お天気で楽しみです。
さて、数日前に、山の畑に出かけて平蔵さん、電気柵をくぐり「インゲン」を収穫。収穫後しばらくして柵の外に出ようとしたのですが、なんと……。線に触れてはじけるように後退。
入るときには霧雨が降っていたのですが、出るときには霧がかかり、電機柵のセンサーが夜間の状態になり、電気が入ってしまっていたのです。笑っちゃいますね。なんと「まぬけ」なことでしょうか。
そんな平蔵さんと暮らしていくのですから、「ヨタビク」にも変身しますし、ハーネスのバンドをかんだり、リード(皮ひも)を噛み切ったり。私の気持ちを分かっていただけるでしょうか。
ここのところ、平蔵さん、ハーネスが1年もしたら分解してしまう、などと言っていますし。さりとて、協会に新しいものをお願いする様子はありませんし、むしろ鎖のハーネスが欲しいなどと申しております。私、めりっさはあなた次第でどうにでも変わってしまいますのよ、とほえたいです。


私は器物か…

9月3日
私のように暖かい肌としなやかな肉体の持ち主を「器物」などと行っているのは警察…。
以前盲導犬が交通事故にあったときにも確か「器物」扱い、また、今度「盲導犬の虐待」の事件が起き、警察では「器物」扱い。いたずらとしては、なんと無神経なばか者なのでしょう。私たちが、おそらく。平蔵さんのように目が不自由な人を誘導し場所を探しているのは大切な仕事だということを理解して欲しいものです。 この件では、多くの報道機関やネットなどで知ることとなりましたのでこれ以上は書かないようにしてもらいました。
さて、平蔵さんは山の畑で午前は大根の種まき、午後は家の近くの畑に白菜の植え付け。出かける合間を縫っての農作業です。
その山の畑に行く農道に湧水が道に流れて歩きにくいところがあります。私が躊躇していると、「このくらいの水で、馬のクロスカントリーではひざ上まである水郷や斜面の途中にある高さ1メートル以上の倒木の障害など、問題にしないで通過する」などと、ふざけたことをまじめに言うので、私の立場はどうなるのでしょうか。メールや電話が私にできるのであれば、訓練所に平蔵さんを言いつけてやろうと思います。


残暑見舞い

8月22日
ここ数日暑さがぶり返したといいますか。暑い日が続いています。私の家では部屋の最高気温が30度ぐらいですが、しかし外気は35度ぐらいまで上がります。 標高は750メートルと高所にありますが、今年の夏は暑いと平蔵さんは言っています。
平蔵さんの畑の作業は午前中のみとしていますが、山の畑に午前8時ごろまでに着いていないと汗だくになってしまいます。私は汗をほとんどかかないので分かってもらえているのかは不明ですが、先輩オーディンさんから引き継いだ別荘(標高800メートル以上)に入るととても涼しく快適な状況で待機しています。
野菜作りや果物などを栽培していますが、野菜については、ほとんどが脇役的な物ばかりです。例えば、キャベツ、ブロッコリー、レタス、大根、などなど。今はきゅうりやナス、ピーマンなどの他にインゲンやミョウガなどですが、ミョウガはネットをかぶりガサコソとミョウガの中を潜っています。
今年はスイカの収穫に食べごろが9割り以上の確率で収穫できたとのことです。昨年までは早すぎたり遅かったりと確立は5分ぐらいだったとのことです。 ちなみに平蔵産の言葉を引用して「スイカの果実がついてから40〜45日程度と果実をつけている茎のところのヒゲが枯れたところでの収穫が食べごろ」とのことです。お天気とか気温なども多少影響はするそうですので参考にしてください。 別荘周辺ではモズの高泣きが始まったので秋も足元まで近づいていますので暑さももう少しの辛抱です。


熊の目撃情報

7月19日
今日も、暑さにはめげず山の畑に出かけて草取りです。この時期は草との競争などと言いながら、平蔵さんは頭から虫除けのネットをかぶりながら作業をしていました。
少し早めに家を出て、山の畑の私の別荘でくつろいでいると、防災無線より「甲州市○○地区のシンスイ公園付近で熊野目撃情報が入っています。お出かけの際は気をつけてください」などと聞こえてきました。
そんなこととは知らず、平蔵さんと畑に出かけてきたのですが、ちなみに熊が目撃された公園は山の畑と直線距離で400メートルぐらいでしょうか。 家から、その公園に向かってきたわけですが、公園の周辺には民家が10戸ぐらいあるでしょうか。しかし、防災無線の放送はその地区には皮肉にも非常に聞きにくくなっているところです。 まあ、そんな放送があっても出かけるのをやめるようなおっさんではないのですが。私としても熊など見たこともないので「クロラブ」と間違えそうです。


ヤトウムシか鹿?

7月13日
平蔵さん「怠け者の節句働き」などと言いながら私と山の畑に出かけました。花豆や小豆などの畑に入り手探りで様子を見ていると、黒マルチの中に鹿の足跡。 発芽した茎を何者かに食べられていたので「ヤトウムシ」の仕業と思い農薬(粒上のオルトラン)を散布しておいたのですが、かなり伸びた花豆の茎の先端も食べられていたので、これは「鹿」の仕業と確信。
今まで3段の電気柵を4段に張り替える作業が午前中いっぱいかかりました。センサーで暗くなると電気が流れる設定をして「怠け者の節句働き」を終えて、夕刻の迎え火で本日の作業は終了です。


合理的 あくまでまとう ホトトギス

7月3日
少し蒸し暑い日でしたが、平蔵さんのお供で甲府まで出かけました。午後よりの会議とか、県警に用事があるとか。平蔵さん首から名札を下げての県警内をうろうろ。 と、そこまでは順調に。しかし、甲府から乗った電車。乗るときはドアが開いていたので平蔵さんを誘導して電車内へ。駅で停車しても近くのドアは静かな状態。下りる人がいるドアだけがいつもより大きな音で開きました。
アナウンスで「降りる時にはドアを開けるボタンを押してください」とか、話では聞いていたもののこの路線では初めてのこと。最寄り駅の手前で私にドアを指示して、平蔵さんはドアのふちを触りまくり。そこに若い男性。「降りるのでしたら僕がボタンを押します」と。しかし「今後もあるのでボタンの位置を教えてください」と平蔵さん。
ドアの右側、かなり高い位置にありました。点字で「アケル」とありましたが、車椅子、小さな子供には届かないかも。なんて独り言。降りてから駅員さんに乗るときはボタンどこにあるの。「右側にありますよ。」とか。乗る人がいないときには困りますね。などと言ったものの。乗る人に頼るしかないな。開かないドアに案内していて間に合うのかしらなどと考える私でした。


富士の山

6月23日
山開き前の富士山五合目に行ってまいりました。標高2305メートルとか。時折雨でしたので、さすがにお寒いところでしたわ。そこで私初めて馬を見ました。平蔵さんは懐かしい馬のにおいがするとか。あとは野鳥の声ばかり気にしていたようですが。
しかし、驚きました。駐車場周辺、日本語はほとんど聞こえませんでした。薄着で寒そうにしている外国人ばかり。平蔵さん、野鳥の声を聞けば何者かは推測できるのに、早口でよく分からない観光客ばかりだな、とか。登山道の周辺で声を聞いたのは「ルリビタキ」とか。五合目にくる前に寄った浅間神社では「キビタキ」の声がするとか。


初の飛行機

6月8日
本来であれば、もう少し前にこのレポートを書いてもらうのですが、何だかよく分からないのですが平蔵さん忙しそうで頼みにくかったのです。私、5月末に3日間大分県に出かけてきました。 新しい洋服を着て、初の飛行機に乗りました。座席は私のために一番前の足元の広い席を確保していただきました。のびのびと乗せていただき、うれしかったです。
特に緊張したのは、シートベルト着用の際のチャイム音で、つい最初は立ち上がってしまいました。少し恥ずかしかったです。 着陸の前には、平蔵さん「耳や頭が痛いと、言いながら立て付けの悪い飛行機だから隙間が開いているのでは」などとふざけたことを言っていました。すぐ前には今はなんと言うのでしょう、過去には「スチワーデス」と呼ばれていた女性が座っているのに。
大分では3日間会議ばかりで観光は無く、ホテルと会場を行ったり来たりで私の好奇心を掻き立てるところはありませんでしたし、お天気がよく暑い3日間でした。 帰りの飛行機はANNの機種変更ということで名前も知らない航空会社の機種でしたがチャイム音にも驚かず落ち着いた私の体験でした。
翌日から平蔵さんの忙しかったのは、出かけている間山梨も暑い日が続き、出かける前に受粉作業をしておいたキウイ(レインボー)の後10日以上間が開いてキウイ(ゴールデンキング、イエロージャンボ)などの花が咲き始め受粉作業に入るのですが、帰って翌日には満開に咲いていたので驚きながら受粉作業をしていたり、3日間の様々な用事をこなすべくジタバタしていたのが原因のようです。今日は昨日の雨の乾きを待ってキウイ(ヘイワード(緑))の受粉作業をするようです。
そうそう、ついでに私の居るところからよく見える庭の松ノ木で子育てしていたセキレイのヒナが巣立ちをはじめました。松の手入れをしていて野鳥の巣があるのを知らずに木陰をつくっていた枝を平蔵さんが切ってしまったのでどうなるか平蔵さんも心配してはいたのですが、やれやれといったところでしょうか。


人の親切

平成26年5月9日
初仕事から7回目の甲府駅でしょうか。県立図書館でのNPO法人の会議に出かけました。
行きの改札を出るときにもそうでしたが、帰りの改札での話ですが平蔵さんの「改札」との命令語に私も改札を探して少しうろうろ。 すると、こちらですよと女性が平蔵さんの腕をつかみ引っ張るように誘導。私としては「オバちゃん、私の仕事の邪魔をするなよ」といった気分になります。
今日もそんな感じで平蔵さんも戸惑ってはいましたが、帰りの改札でどういうわけか改札をすり抜けて構内に入ってしまいました。 「改札」「改札」との支持を聞きながら少しうろうろ。そこに女性が改札はこちらですよと、またもや平蔵さんの腕をつかみ窓口へ。出口に向かって切符を出した平蔵さんでしたが、その切符を駅員さんが切ったのであります。
切符を切ったものだからその方向で「ゴー」しばらくして「ぶりっぢ」と平蔵さん。 私も会談を探して下りたのですが。(なんと、平蔵さんはホームに下りたつもりでしたが)いつもと雰囲気が違ったのか「すみません、ここ何番ホームですか」などと尋ねてみると「ここは駅の外のロータリーですよ」……。
あわててバックしてエスカレーターでまたもや改札探し。一度方向を見失うとどちらに向かっていいのか大変です。乗る予定の電車には間に合わなかったのですが、そこは帰りということで。
ご親切はうれしいのですが、私の仕事の邪魔はして欲しくはないし、駅員も出口に向かっている人の切符は切らずに受け取れ、そうすれば出口だと気づくのに。と今日の失敗を私と平蔵さんは人のせいにするのであります。


初仕事

平成26年3月26日
会の会計監査に立ち会うということで、平蔵さんと一緒に甲府市の北新に出かけました。駅から2キロぐらいですか。 駅からデッキを通りまっすぐに北に向かうのですが、どういうわけか駐車場に入ってしまい「少しまごまご」次の大きな交差点では車道に入って止まってしまい、平蔵さんあわてて後退。目的の建物に近づいたものの、入り口が分からず行ったり来たり。通りがかった女性に尋ねてやっと目的地に。
帰りはバスで駅まで。電車の時間に余裕無く、セーフ。駅からのバスで平蔵さんの家から少し離れた路線のバス停。車、人一人行きかわぬ真っ暗な道を家路に。初心犬の私としては、慣れるまでもう少し時間に余裕のあるスケジュールを組んでもらいたいと思いますわね……。


平蔵さんの家に

平成26年3月22日
10時よりの卒業式を終え、指導員の皆様と名残惜しそうな平蔵さんでしたが時間に終われるように訓練所を後にし吉祥寺の駅へと向かいました。 静岡のクラスメイトと改札前で別れ私への指示は改札。しかし切符は要らないのかと券売機を目指す私をお叱りになると、近くにいた高齢の助成が「いじめるとやせちゃうでしょう」なんての賜っていましたが、平蔵さんは無視して「改札」の指示。私もそうか、そうか、と改札を目指す。
中央線のホームに。「どちらに行くのですか?」と女性。山梨と答えた平蔵さんに「それではもう少しそちらに」と。言われた通りにやや移動し電車の来るのを待ち電車で次の駅で降りて隣のホームに行こうとする私たちに「どちらに行くのです」と男性。山梨ですとの答えに、「ではこちらです。誘導します」会談の途中で特急に乗るのですがと平蔵さんが言うと、「あ、それでは今のホームの反対側でした……」。 男性と離れた私たちは急いで会談を降りると間もなく特急が入ってきました。ドアを探していると、先ほどの男性が「こちらですよ」と誘導しながら一緒に乗り込んでくれました。自由席の車両に入ると男性は降りる間もなく発射してしまい、そこにいた車掌さんに私たちは座席に案内され、男性は立川までの特急券を買うはめになってしまいました。 ご親切な男性でした。「ありがとうございました」
なんとなく勢いで平蔵さんの家に着きました。帰って協会に着いた旨の電話を入れると「もう着いたのですか」と。家の裏庭で(ワンツー)と行くと残雪にびっくり。自称マダムとしては大変なところに来てしまったと……。


盲導犬誕生

平成26年3月21日
今日の最終テスト(幻のコース)を辛うじて合格した平蔵さんと私の盲導犬としてのスタートが明日より始まります。
どんなコンビになるのか、また都会育ちの私としては平蔵さんの家が一月ほど前の大雪で陸の孤島状況に数日なったとか、心配でございます。
平蔵さんも指導員(女性)の前で私を箱入り娘にはしないなどとのたまわりましたけど、もしかして平蔵さんが箱(ダンボール)のおじさんにならなければよいかと思います。


雨の銀座

3月20日
本日は銀座コースのテストと言うことで、JR有楽町駅から本来であれば銀座4丁目のスタート地点まで地上を歩いて行くのですが、雨のため地価(地下鉄などの通路を行きましたが、なんと指導員や我々全員であちらこちらと迷ってしまいました。見えても迷うのですから盲導犬使用者が迷ってもなんら不思議はありません。
やっと予定のスタート地点にたどり着いて、私と平蔵さんは4人の最後の出発となりゆっくりとしたペースで雨の銀座を歩きゴール地点へ。追い抜いてしまった先発の方を待っていると「触らせてください」と言う女性。
「駄目です」と平蔵さん。「駄目ですか最後なんで」………?やはり指導員の言いつけを守る平蔵さんでした。 昼食にナイルレストランで激辛のスープで汗をかくなど平蔵さんも色々と良い経験をした一日でした。


通勤時間帯

平成26年3月17日
本日は通勤時間帯の電車に乗る訓練をしました。平蔵さんとのコンビで通勤客のにぎわう商店街や駅構内、電車内の訓練です。 座席に座らず、入り口のコーナーに私が座り平蔵さんがそれを保護するような立ち位置となるようにしました。
改札の出口では平蔵さんが切符を入れるのに手間取っていると女性が「私が入れますよ」とご親切にと、思いきや「後ろで待っているのだから」と。まあ、まあ、急がない……といつもの平蔵さんなら「毒舌をかませそうですが我慢したのは立派でした。


下品な私

平成26年3月11日
私「マダムメリッサ」としては、やや下品な行動をとってしまいました。ハンガーにかけておいた私の歯磨き用手袋が部屋に入ったところに落ちていました。このときト、ハウスに運び平蔵さんのすきをねらってムシャムシャと。 あわてたのは平蔵さん。しかし、後の祭りといったところでしょうか。私としては平蔵さんに命をかけての愛情表現です。
まあ、おいしくはなかったのですが、指を数本いただいてしまいました。「こら、平蔵 油断するな」と、脇の甘さを指摘しておきました。午後からはCコースのテストです。
このコースは車で出かけてコースの起点でおろされてコースを回って訓練所に帰ってくるコースです。まるで戦場に落下傘で降下していく戦士の心境だなんて大げさなことを言っている平蔵ですが、まだまだ試練は残っているのに………。


訓練方針

平成26年3月9日
私 マダムと平蔵さんとの訓練も中盤の日曜日です。本来であればお休みなのですが、日曜当番の指導員の元で課題が与えられての訓練もあります。
少し疲れ気味の平蔵さんとクラスの仲間も少しでも学ぼうと頑張っているようです。スリムの私も少しやせたような気もします。 強いチョークに抵抗があったような平蔵さんも、ほめるための一つの手段ですと、言われ納得気味の憎たらしい平蔵さんです


パン屋さん

平成26年3月6日 Bコースのテストの日です。平蔵さんが私をいかにコントロールして様々なコースを回ってこられるかを試されます。ちなみに、多くの交差点、西部新宿線の駅構内、エスカレーター、踏切など。私にとっては何の問題もないコースですが、平蔵さんとのコンビが問われます。
まだまだ年若い美少女を「マダム」などと言う平蔵さんを懲らしめるために、途中にあるパン屋さんの玄関の自動ドアを開けたり、駅のロータリーを別の方に導いたりと、いたずらをしてみました。まあ、帰ってこられたので問題はないのですが。平蔵さんのポケットにはパン屋さんへ入ってしまったことを想定して500円玉が入っていたのには呆れて物も言えません。


暖かい電柱

平成26年3月5日
私、自称マダムと平蔵さんが一緒に訓練を受け始めて11日が経ちました。今日も雨の市街地を濡れながらのペア歩行の訓練です。
一緒のペアを超したり追い越されたりと、障害物を想定しての歩行と、思いがけない障害に対処する訓練です。私が賢明に回避する合図を送っているのに平蔵さんが他のことに気を取られていると、いきなりぶつかります。 本来であれば暖かく軟らかい電柱なのですが、いきなりの反応で私とこみゅにゅけーしょんが取れないときもあります。
平蔵さんの家の方では、信号も近くにはない、田舎のようですが私と一緒にどこにでも出かけられたらと頑張ってほしいです。


ハプニング続出

平成26年2月25日
平蔵さんの命令のもと、Aコースなるものを案内しているわけですが、順調に進んでいると思えたのもつかの間、いきなりコースをそれてどこかの駐車場らしきところに迷い込んでしまいました。 背後に聞こえる車の流れ、気づいた平蔵さんがバックしてコースに復帰でき、やれやれといったところでしょうか。
気づいたのは明らかに足裏に感じる状態が歩道とは異なっていたからのようです。私はあくまでも平蔵さんの指示のもと動くので、悪いのはすべて平蔵さんとなります。


ターミネーターか軍人か

平成26年2月24日
わたし、merissaと平蔵さんの本格的な歩行訓練が始まりました。やや寒い感じではありましたが、指導員より様々な注意をされたのか、動きに堅さがみられます。
端的に言いますと、昔の「ターミネーター」かどこかの国の「軍人」のような、足と腕が一緒に動いているようなぎこちなさがみられます。私としては冷静にゆっくりと歩くことに心がけた1回目でした。
本日の2回目は同じコースなのに、散歩の犬は出会う詩、自伝者にぶつかるし、さくらの指導員にぶつかったり。障害物の多いコースではありましたが、私の指導員はスマートなのかもしくは平蔵さんのオウキャクでの歩きが幅を必要以上にとっているのかわかりませんが、平蔵さん私をチェックするところか弾き飛ばされる寸前でした。


平蔵さんの奮闘

平成26年2月23日
私こと、マダムMerissaとの初めての出会いでした平蔵さんは距離が短いながらも歩行訓練に入りました。若い女性の訓練士の指導を受けたことで、老人平蔵さんの声の質が違うのか、一度の命令ではなかなか次の動作に踏み切れませんが、運よく反応した私の若い肉体の動きについてくるのも大変なようです。
やはり訓練に入る前に、電気柵で運動神経を刺激してくればよかったと思います。まあ、ぼちぼち面倒をみてやらねばならないでしょう。


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