日向山

標高は1660メートル
山頂付近の雁ヶ原では、夏でも雪のように真っ白な景色が広がっていると言われていましたが、今回は台風が九州地方に接近とのことで、登りは雨の中で山頂まで約30分の地点で下山となりました。


入笠山

入笠山(にゅうかさ)は標高1,955m。
峠まで行く予定でしたが、朝出発時より雨に追われるように出掛けて、ゴンドラに乗る前は雨は降っておらず、入笠湿原で花々を見ながら散策をして昼前には豪雨となり昼食後はやむなく下山となりました。湿原の標高は1735mぐらいだったと思います。
また、入笠山山頂からは富士山、南・中央・北アルプスなど見渡すことができ、数えると深田久弥の「日本百名山」のうち22山を見ることができると言われています。 今回は残念ながら、雨のため登頂への火を消されたような少しくすぶったまま帰路につきました。


国師ケ岳・北奥千丈岳

国師ケ岳 標高2592メートル、奥秩父の最高峰、北奥千丈岳 標高2601メートル
山梨市牧丘町窪平から杣口林道に入り、柳平の牧草地を直進して(林道川上牧丘線)をぐんぐん登る。
登山口になる県境の大弛峠は、標高2365メートル。国師ケ岳までの標高差はわずかなものだ。 登山道は初級者向きと言われているが、木製の階段や滑りやすい岩の不規則な段差などがほとんどの行程、時間的には1時間と少しといったところ。一帯は岩場と低木の樹林帯でお天気が良いと南アルプスや富士山が見えるようである。

身延山

 標高1153メートル。
今回はロープウエーを使ったので登山と言うのには程遠い問題ですが、山頂にある思親閣(ししんかく)(身延山奥ノ院)7分。
ロープウエー開通まで信者たちが登下山を繰り返していた3本の遥拝路のうち、今も安心して使えるコースがあるようだ。見事な杉木立の中にいくつもの堂宇や墓が並んでいるという。 駐車場から行程は2時間30分ほどかかるようだ。下りでも1時間50分ほどという。
ロープウェイの中で聞いた案内で、サンコウチョウやコノハズクの声も聞いた。9月末に行ったのでそういう野鳥の声は聞けないだろうが、春から初夏にかけて杉木立の中を歩くとサンコウチョウやコノハズクの声を聞くことができるかも知れない。

大菩薩嶺 だいぼさつれい標高 2,057m

大菩薩連峰の盟主で山頂はツガやモミなどの原生林の中で展望はない。
ルートは、一般的に大菩薩峠を経由し、尾根伝いに向かうルートと、カラマツ尾根ルートと丸川峠を経由するルートである。
峠を嶺に向かうと開けた草地に出る。夏から秋にかけて高原の花が咲き乱れその背後に富士山と御坂山塊、南アルプス、八ケ岳が眺望できる。

上日川峠までは車で行けるので比較的気軽に登れる山ではあるが、嶺まで登るのには、それなりの準備が必要である。
しかし、峠までなら、道も広く急な坂道も少ないのでハイキングの感覚で登れ、途中に樹林の切れ目から富士山や南アルプスの眺望が楽しめる。
7月頃の登山は、野鳥も多く、特に谷の方から、コマドリなどの野鳥のさえずりが聞こえ、疲れを癒してくれる。
この峠に向かう道は、昔甲州街道の裏街道として塩山、小菅村、丹波山村を経て青梅に向かうルートとして利用されていた。
長編小説「大菩薩峠」の舞台となり、今でも小説家仲里介山が小説を書いた「サンカイアン」が樹林の中に残されている。

源次郎岳(げんじろうたけ)標高 1,477m 

自然林に囲まれた頂の南西に枡石と呼ばれる大岩があり、源頼朝に追われた岩竹源次郎の切腹の跡といわれている。
頂上といっても周りの尾根からさほど高くはなく、尾根沿いの道は狭く起伏がある。ミズナラの巨木、シラカバの林で斜面にはツツジの花が5月の末には見られるが、展望はあまり良くない。落葉時には樹間から富士山や甲府盆地が垣間見える。
登山口は甲州市塩山中萩原にある。今ではあまり使われていないが、甲州市大和から林道で行くのが一般的である。

蛾ケ岳(ひるケ岳)標高 1,279m

山頂からは、富士山や南アルプス、甲府盆地が見える。
特に富士山は裾まで見え富士山の雄大さに感動を覚える。
蛾ケ岳(ひるケ岳)の名前の由来は、甲府から見て、丁度昼に太陽がこの山の山頂の真上にあることから名づけられたという説もあるが、定かではない。
 市川大門町の 四尾連湖から東側に尾根伝いを2kmぐらい行き最後の登りを10分ほど 取り付くと小さな山頂に出る。
その山頂は 甲府盆地と 反対側に富士山が勇士を見せる。ふもとの小さな四尾連湖も見えるようである。しかし甲府の町が見えるようにと部分的に伐採をしたと駐車場の係りの人が言っていた。
この山は最初と最後の10分がきついが後はなだらかな山道で、途中に馬頭観音が祭ってあったのが印象にのこる。

乾徳山(けんとくさん)標高 2,031m 

山頂は岩場で構成され、360度の展望が開け、富士山をはじめ、奥秩父主脈、大菩薩連峰、御坂山塊、南アルプスが見える。
恵林寺の開祖夢想国師が修行した山といわれている。
登るのは山梨市徳和からのルートと、大平牧場の先の林道を利用して登るルートがあり、林道の上で合流している。山頂に近づくにしたがい急な上りとなり、鎖を利用するところがある。

黒金山 くろがねやま標高 2,232m

山頂は草地で展望が広がり、奥秩父の山々のほか、南アルプス、富士山が望める。
周囲の斜面は原生林で覆われ、針葉樹林が多く、ツガシラベ、サワラなどが多く、北面の渓流沿いにはシャクナゲの林があり咲いたときは美しい。
また渓流沿いの岩肩にイワカガミの花が見られることもある。初心者には難しいが、山に登ったという実感が伝わる存在感のある山である。
一般的には、西沢渓谷から入るルートと、乾徳山からの縦走するルートであるが、鶏冠山西林道を利用するのが一番良いのだが、今は林道の入り口が封鎖されている。

百蔵山 ももくらさん標高 1,003m

山頂は平らで広々としていて、南方は展望が良く、市街地を下に道志山、三ツ峠山の峰々にひときわ高く富士山を谷間の向こうに見ることができる。 麓から一気に登るので、標高が低い山ではあるが、少しきつい上りが続く。しかし5月に登ったので、登山道の脇に山百合が点在していた。咲くのは7月中旬と思える。
以前は何処の山でも見られた山百合が最近は少なくなったという。猪の増加で球根を食べてしまうらしい。
帰りは、ルートを変えて下りてきたが、途中は、急斜面にトラロープが張ってありそれにすがるようにして下りてきたので、所要時間は20分ほどで麓に着いた。
交通は、中央線で大月市の鳥沢駅カラバス(季節運行)で登山口まで行く。

大蔵高丸(おおくらたかしまる)標高1781m

山頂は、草原で展望は良く、富士山や南アルプスが見え、展望が素晴らしい。
東の下方に町が見えるというが、地名は定かではない。
甲州市大和から林道で湯ノ沢峠の手前まで車で行き、湯ノ沢峠から尾根伝いに30分ほどで山頂に着く。
山頂直下の一部が急な上りとなり道は険しいが他はなだらかな草地である。
8月上旬に登ったが、熊笹のある樹林からは、コマドリのさえずりが向かえてくれ、草原には花々が咲き乱れる。

棚横手山 たなよこてやま標高 1,306m

平らな尾根のツガの間からは甲府盆地を始め、奥秩父や八ケ岳が見栄、頂きの木々の間から富士山が見える。5,6分ほど尾根道を行くと展望台があり、富士山が御坂山塊の上に秀麗な姿を見せてくれる。
甲州市勝沼町から深沢林道を使って行けば、容易に登ることが出来るが、展望以外はあまり印象が残らない山である。

夜叉神峠(やしゃじんとうげ)標高 1770m

夜叉神峠からは、白峰三山(北岳,間の岳,農鳥岳)が眺望できる
また、この峠から各山へのルートが延びている。特に、高谷山1842mは往復1時間でハイキングには適当な距離である。
夜叉神峠に登るには、南アルプススーパー林道の夜叉神峠登山口より登るが、いきなり急な上りとなる。少し登ると徐々になだらかな上りに変わる。
落葉雑木林にカラマツなどが混在し、斜面は熊笹で覆われている。峠に出ると草地にシシウド、クルマユリなどが咲いていた。
私にとって白根三山は「知らねえ三山」なのであるが、昔遠方より見た山容が思い浮かぶ。

なんと言っても、高い低いは問わず、樹林の中を歩くのは最高に気分が良い。
これからも、山に登りたいのだが、オーディン(盲導犬)と一緒なので登れる山は限られると思うが、チャレンジを続ける予定である。